ハイブリッド蓄電システムって何?
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ハイブリッド蓄電システムとは?
蓄電池の負荷タイプには、全負荷タイプや特定負荷タイプがあります。実はその他にも充電方式という観点で種類分けがされています。
そこで今回は蓄電池の充電方式の1つである
「ハイブリット蓄電システム」
についてお伝えしたいと思います。
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単機能型とハイブリット型とは?
太陽光発電を使って作られた電気をご家庭で使うようにするため、パワーコンディショナー(以下パワコン)が必要です。というのも、太陽光発電のソーラーパネルから作られた電気は「直流」になります。一方で、ご家庭の家電製品を使用するには「交流」が必要になります。そこで、太陽光発電で作られた直流の電気を交流に変換するために、パワコンが必要になるというわけです。
さて、蓄電池の話に戻りますが、蓄電池も太陽光発電と同様に、電気を「直流」で蓄えるため、実際にご家庭で使用するには「交流」に変換する必要があります。そのため、蓄電池にパワコンが設置されているわけです。
太陽光発電のパワコンと蓄電池のパワコンをそれぞれ設置しているタイプを単機能型と言います。一方で、太陽光発電のパワコンと蓄電池のパワコンを1つにまとめたものをハイブリット型(ハイブリット蓄電システム)と言います。
ハイブリット蓄電システムのメリット・デメリット
ハイブリット蓄電システムについて少しわかってきたかと思いますが、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
■ハイブリット蓄電システムのメリット
・発電効率がいい
パワコンが1つしかないハイブリット蓄電システムでは、ソーラーパネルで発電した電気を「直流」のまま蓄電できるので、電気の変換によるロスがありません。そのため、効率よく電気を蓄えることができます。
・充電しながら電気を供給できる
ハイブリット蓄電システムでは、ソーラーパネルで発電して電気を供給しながら、同時に蓄電することができます。そのため、停電時でも昼間に太陽光発電で発電した電気を使いながら、余剰に発電した電気を蓄電池に蓄えることが可能です。
・蓄電池の動作を細かく設定できる
ハイブリット蓄電システムでは、複数のモードが用意されていて、ご家庭ごとにあわせた細かい動作設定が可能です。例えば、「買電量を抑えてできるだけ太陽光発電で賄いたい」、「災害時に備えて蓄電池の残量を常にMAXにしておきたい」などという様々なニーズにあった使い方ができます。
・停電時に一度に多くの電化製品を使える
一般的に単機能型の蓄電池の出力は1.5〜2.0kVAで、同時に1500〜2000Wの電気が使えます。ですが、ハイブリット蓄電システムの出力は5kVA台で、同時に5000Wの電気を使える機器が多いため、単機能型と比べて約3倍多く電化製品を使えることができます。
■ハイブリット蓄電システムのデメリット
・単機能型に比べて導入コストが高い
機能がいいこともあり、どうしても導入コストは高くなりがちです。ただ、耐用年数などを考えて買い替えシミュレーションを行うと、結果として導入した方がトータルコストが安くなるケースもあります。
・蓄電池を後付けする場合、メーカーによっては保証が効かない
太陽光発電をすでに導入していて、後付けでハイブリット蓄電システムを導入する場合、既存の太陽光発電との相性を確認する必要があります。そのため、メーカーによっては保証が外れてしまうこともあるので注意しましょう。もし、家庭用の蓄電池の導入を検討されている場合には、単機能型でもあり、ハイブリット蓄電システムでもある「スマートスタートL」という商品がオススメです。具体的な商品については、気軽にお問い合わせください。
ハイブリッド蓄電システムって何?のまとめ(1分で記事を読みたい方はこちら)
ハイブリット蓄電システムは、太陽光発電のパワコンと蓄電池のパワコンを1つにまとめたシステムで、
・発電効率がいい
・充電しながら電気を供給できる
・蓄電池の動作を細かく設定できる
・停電時に一度に多くの電化製品を使える
といったメリットがあります。
また、デメリットとしては、
・単機能型に比べて導入コストが高い
・蓄電池を後付けする場合、メーカーによっては保証が効かない
という2点が挙げられます。
そのため、オール電化のご家庭や災害停電時にもいつも通り電気を使いたい方、長期的に電気代を節約したい方にオススメになっています。
千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電、蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなど販売や工事を手掛けております。
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記事の監修者情報
太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。
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