太陽光発電をリース契約するときのメリット・デメリットとは？

太陽光発電をリース契約するときのメリット・デメリットとは？

2023/11/21

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太陽光発電をリース契約するときのメリット・デメリットとは？
リース契約とは？
太陽光発電におけるリース契約とは？
リースモデルとPPAモデルの違い
リース契約のメリット・デメリット
太陽光発電をリース契約するときのメリット・デメリットとは？のまとめ（1分で記事を読みたい方はこちらから）

太陽光発電をリース契約するときのメリット・デメリットとは？

「太陽光発電のリースってどうなんだろう？」

「初期費用抑えられるみたいだけどデメリットないの？」

初期費用を抑えて太陽光発電や蓄電池を導入したいと思っている方の中には、リース契約も検討している方もいるかと思います。特に最近は「０円ソーラー」という言葉もつか飼われていることもあり、リースが注目されてきています。ですが、リースはあまり馴染みのない言葉ではありますので、リース自体がどういうものかわからないという方もいるかもしれません。

そこで、今回は太陽光発電のリース契約について、リースのメリット・デメリット、契約する際の注意点などについてお伝えしていきます。

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リース契約とは？

まず、リース契約についてわからない方もいるかもしれないので、リースについて解説していきます。リースは賃貸借を表わす英語ですが、日本におけるリースは「機械や設備などを長期間賃貸すること」という意味になります。似た言葉で「レンタル」という言葉がありますが、こちらはリースとは違って「短期間」の賃貸になります。

太陽光発電におけるリース契約とは？

リースという言葉はざっくりと理解できたかと思います。

では、太陽光発電におけるリースとはどういうものなのか、についてお伝えしていきます。太陽光発電の場合、リース会社が保有する太陽光発電を一定期間賃貸することになりますので、毎月太陽光発電の使用料を支払う必要があります。契約期間中は、ご家庭の電化製品の利用に必要な電気を発電するだけでなく、余剰の電気を売電することも可能です。

契約内容にもよりますが、一般的に契約期間中に売電して収入を得たとしても、リースの契約内容が変わって月々の支払い金額が増えるということはありません。

なお、太陽光発電におけるリース契約は、基本的には企業とご家庭でするものですが、神奈川県のように自治体がPRしている場合もあります。

引用元：神奈川県0円ソーラー

リースモデルとPPAモデルの違い

リースについて調べていくと、「PPA（Power Purchase Agreement：電力販売契約）」という言葉も出てきます。PPAモデルは、事業者が契約したご家庭の屋根に太陽光発電を設置して、ご家庭で利用した電気分を請求する、というモデルになります。そのため、PPAモデルもリースモデルと同様に初期費用がかからないという点で似ています。

ですが、PPAは電気を使用した分だけ費用が大きくなる一方で、リースの場合はどれだけ電気を使用しても月々の支払いは一定という大きな違いがあります。PPAモデルも太陽光発電を利用したいのであれば、１つの手段としていいと思いますが、リースとの違いや購入との違いなどをよく考慮して検討するようにしてください。

リース契約のメリット・デメリット

太陽光発電のリース契約について、簡単に説明してきましたが、実際に月々の支払いが一定という点以外にどういうメリット・デメリットがあるのか、について解説していきます。

■リース契約のメリット

太陽光発電をリースするメリットは主に４つあります。

１：初期費用がかからない

こちらはリースの最大のメリットになるかと思います。予算の関係で太陽光発電を導入したいけど、大きな初期費用を出せないというご家庭にオススメです。

２：売電でリース費用の一部を賄える

太陽光発電で発電した電気はご家庭で消費するだけでなく、電力会社等に売電することも可能です。そこで毎月ある程度の収入を得ることができれば、リースの費用の一部を補填することができるようになり、月々のリース使用料を抑えることができます。

３：メンテナンス費用がかからない

太陽光発電を長期間利用していくと、どうしても避けられないのが、メンテナンスや修理・交換という作業です。ここでも当然、費用がかかってきてしまいます。ですが、リースの場合は、一般的には太陽光発電のメンテナンスに必要な部材などはリースの保証内容に組み込めれていることが多いため、メンテナンス費用は必要ありません。

※契約内容によっては、メンテナンスの保証が組み込まれてないケースもありますので、ご注意ください

４：法人契約の場合はリース費用も経費に計上できる

これは法人の場合だけなのですが、リース契約になるため、リース期間中にかかる全ての費用を経費計上することもできます。購入の場合は、導入にかかる全ての初期費用を経費計上することはできません。融資を受けた場合でも経費計上できるのは、利息分を除いた減価償却分だけです。そのため、リース契約は年間の支出や経費を把握しやすく、処理しやすいのがメリットです。

■リース契約のデメリット

メリットがある一方で、リース契約には当然デメリットもあります。太陽光発電のリース契約におけるデメリットはこちらになります。

１：長い契約期間と途中解約のしにくさ

リースを検討されてる方の中には、短期的な利用を検討している方もいるかもしれません。ですが、リース契約は一般的に10年前後と期間が長く設定されています。そのため、10年間毎月リース使用料を支払わなければなりません。

また、税法の関係で途中解約が基本的にできません。できたとしても、残高を一括で支払うだけでなく、撤去費用や解約費用も別途請求されるというデメリットがあります。

２：通常購入と比べてトータルで見た時に割高になる費用

月々支払うリース料金の中には以下の費用も含まれています。

・返済金利

・保険料

・固定資産税

・リース業者への手数料

初期費用がかからない一方で、最終的に支払う金額はリースの方が高くなるというデメリットがあります。金利がどの程度になるのかも含めて、最終的にどれくらい支払うことになるのか、しっかりとシミュレーションをするようにしてみてください。