【厳選】エコキュートの水圧は本当に弱い?|エコキュートの水圧を上げる方法4選
目次
エコキュートの水圧は本当に弱い?
エコキュートの導入を検討されている方の中には、
「エコキュートの水圧って弱いって聞いたけど。。。」
「エコキュートだとシャワーの水圧に満足できないって本当?」
と気になっている方もいるかと思います。
そこで、今回は「エコキュートの水圧を上げる方法」についてお伝えしたいと思います。
この記事を読むことで、
・エコキュートの構造や水道の水圧とエコキュートの水圧の違い
・エコキュートの水圧を上げる方法
について理解できるかと思います。
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エコキュートの水圧が弱い理由と水道水の水圧との違い
エコキュートの水圧が弱いと言われていますが、一般的な家庭で利用できる水道とエコキュートの水圧は以下の通りになっています。
<水圧比較>
・エコキュート:170〜190kPa(キロパスカル)
・水道水:150〜400kPa ※ 地域によっては左記より高い場合もあります
水道とエコキュートを比べると最大で2倍くらいの差があることがわかります。この原因として、エコキュートの構造が挙げられます。というのも、エコキュートはガス給湯器や電気給湯器とは異なり、水道水を直接温めて使用するのではなく、貯水タンクに貯まった水を温めてから使用する構造になっています。
エコキュートの採用している構造は、「貯湯式」と呼ばれる給湯方式で、貯水タンクに水を貯める際にタンクが耐えられるように減圧を行います。そのため、水道では200〜400kPaあった水圧も、この減圧によって190kPa程度まで下がってしまうのです。なお、ガス給湯器などは「水道直圧式」で、ボイラー管内に流れ込んだ水を瞬間的に温めて給湯するので、ほぼ水道の水圧で利用することができます。
三菱電機、Panasonic、ダイキン、コロナ、日立、東芝、人気6社のエコキュートの水圧は?
三菱電機、パナソニック、ダイキン、コロナ、日立、東芝、人気メーカー6社のエコキュート(標準タイプ)の水圧は以下の通りです。
水圧(カタログ値) | |
三菱電機 W306D | 170kPa |
Panasonic HE-J37HQS | 170kPa |
ダイキン EQN37LFV | 170kPa |
コロナ HHP-Y37AY4-A | 190kPa(水側最高使用圧力) |
日立 BHP-F46WU | 190kPa(水側最高使用圧力) |
東芝 HWH-B376 | 170kPa |
この表を見ると、水道が200〜400kPaなので、各社のエコキュートだと少し水圧が弱いと感じる可能性があります。これを踏まえて、実際にエコキュートの水圧を上げるためにはどうしたらいいのか、解説していきたいと思います。
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【厳選】エコキュートの水圧を上げる方法4選
実際にエコキュートの水圧を上げる方法についてお伝えしたいと思います。エコキュートの導入の前後で方法が変わりますので、それぞれお伝えしたいと思います。
【導入前】エコキュートの水圧を上げる方法
高圧給湯タイプのエコキュートを選ぶ
もし、導入前でエコキュートの水圧が気になるという方は、高圧給湯タイプのエコキュートを選ぶようにしてみてください。高圧給湯タイプの水圧は、280〜320kPaと高い水圧になっているのが特徴です。
また、日立のエコキュートで「ナイアガラ出湯」というモデルは、水道直圧給湯ができるため、水圧が500kPaと他社と比べてもかなり高圧になっています。水道直圧式の場合は、減圧を行っていないため、水道と同様の水圧でお湯が利用できます。そのため、バスルームが2階や3階にあっても、ストレスなく使えるようになります。また、水道直圧式の場合は、貯水タンクにお湯をためないので、飲料水にも使えます。
導入後に交換以外でエコキュートの水圧を上げる方法
ここからはすでに購入している方向けになります。エコキュートの水圧が弱くて困るという方は以下の方法を試してみてください。
給湯加圧ポンプで給湯圧を補う
エコキュートの水圧が弱いと時に使用できるのが、「給湯加圧ポンプ」です。加圧ポンプは、文字通り圧力を加えて水圧を強くする装置です。水圧が高まればシャワーが強まり、3階への給湯も可能になります。
この給湯加圧ポンプですが、一部のエコキュートでは取り付けることができないケースがあります。また、断水時にタンクを守る「負圧作動弁付エアベント」の取り付けが必要になることもあります。そのため、給湯加圧ポンプを導入する前に、必ずエコキュートや給湯加圧ポンプのメーカー、施工業者に相談するようにしてみてください。
エコキュートの設定温度を上げる
もう1つの方法として、エコキュートの設定温度を上げるという方法があります。お湯の沸き上がりが適温になるように、40〜43℃くらいで設定されている方もいるかと思います。この場合、タンクに貯まっているお湯をそのまま使いますので、お湯の勢いを弱く感じてしまうかもしれません。
そこで、エコキュートの設定温度を50〜60℃と高く設定するようにしてみてください。もし、すでに設定温度を50〜60℃で設定している場合は、60〜70℃とさらに高く設定してみてください。
設定温度を高くすることで、シャワーなどで温度調節する際に、水道水を混ぜて調整するようになります。そうすると、水道の圧力も加わりますので、シャワーなどの水圧を強くすることができます。この方法は他と比べると簡単にできるので、まずはこの方法を試してみるといいと思います。
シャワーヘッドを低圧用タイプに変更する
シャワーの水圧だけだったら、「低圧用シャワーヘッド」に交換することで、解決することができます。
引用元:LIXIL「シャワーの勢いが弱い時はどうすればいい?低水圧用シャワーヘッドで簡単にシャワーの勢いアップ!」
低圧用シャワーヘッドは、ホームセンターやアマゾンや楽天などをはじめとしたネット通販でも購入することが可能で、費用もそこまで高くならないと思います。
ただし、低圧用シャワーヘッドに交換するにあたり、注意点があります。低圧用シャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドに比べて、穴が少なく直線上に水を噴射する仕組みになっています。
そのため、
「水圧は強くなったけど、身体に当たる範囲が狭くなった・・・」
「シャワーの使い勝手が悪くなった・・・」
と感じる可能性があります。
なので、実際に低圧用シャワーヘッドを購入する前に、インターネットでクチコミや動画を調べて、シャワーヘッドに関する情報を得てから交換するようにしてみてください。
購入後にエコキュートの水圧が急に弱くなった場合は?
エコキュートも使い続けていると、稀ではありますが水圧が急に弱くなることがあります。その場合は、以下の4点が原因である可能性があります。
(1)蛇口フィルターが目詰まりしている
(2)シャワーヘッドが目詰まりしている
(3)止水栓が半端に閉まっている
(4)水道管に問題が発生している
それでは、上記の原因について1つ1つ解説していきたいと思います。
(1)蛇口フィルターが目詰まりしている
フィルターの目詰まりは、シャワーヘッドだけではなく、蛇口でも起こります。そのため、シャワーヘッドだけなく、蛇口の先端も外して、フィルターに詰まった砂利やゴミなどを取り除くようにしてください。
また、シャワーが水栓器具を経由している場合は、中に取り付けられたフィルターに、砂利やゴミなどが詰まって水圧が弱まることがあります。
(2)シャワーヘッドが目詰まり、またはシャワーホースが劣化している
シャワーヘッドが目詰まりを起こしていると、シャワーの水圧が弱くなったと感じられることがあります。
シャワーヘッドの目詰まりの原因は、
・水道水に含まれているカルシウム
・皮脂や石鹸の汚れ
などが挙げられます。
もし、シャワーヘッドが目詰まりを起こしていても、軽い汚れであれば、スポンジにお風呂用の中性洗剤をつけて、こすり洗いするだけで十分に綺麗にできるかと思われます。
また、シャワーヘッドではなく、シャワーホースの劣化によっても水圧が弱く感じることがあります。シャワーホースが劣化して亀裂が入り、そこから水漏れして水圧が弱くなっていた、ということもありえます。その場合は、シャワーホースを交換するようにしてみてください。
(3)止水栓が半端に閉まっている
水漏れを防止したり、水圧を調整することを目的に、止水栓が取り付けられています。その止水栓が中途半端に閉じていると、水圧が低下してしまうことがあります。
この原因としては、水周りの修理や工事などの際に、止水栓を中途半端な状態にしてしまった可能性が考えられます。そのため、水圧が弱くなったと感じたら、止水栓がちゃんと開ききっているかを確認するようにしてみてください。
(4)水道管に問題が発生している
もし、エコキュートの水圧が急に弱くなり、さらに水道料金も以前よりも上がっていたら、水道管のどこかで水漏れしている可能性が考えられます。その場合は、すぐに修理を行ってもらう必要がありますので、地域の水道修理業者や自治体の水道局から認められている指定工事業者に相談するようにしてみてください。
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エコキュートの水圧は本当に弱い?|エコキュートの水圧を上げる方法4選のまとめ(1分で読みたい方はこちら)
エコキュートの水圧は本当に弱いかについてですが、一般的な水道とエコキュートの水圧は以下の通りです。
<水圧比較>
・エコキュート:170〜190kPa
・水道水:200〜400kPa ※ 地域によっては左記より高い場合もあります
そのため、エコキュートの水圧が弱いと感じる方もいるかもしれません。
もし、エコキュートの導入を検討しているけど、水圧が弱いかどうか気になるという方は、各メーカーの「高圧給湯タイプ」を選ぶようにしてみてください。
高圧給湯タイプのエコキュートの水圧は、各メーカーともに、280〜320kPaと高圧に設定されており、日立のエコキュート「ナイアガラ出湯」なら、水道直圧式なので、500kPaの水圧でお湯が出るようになります。
すでに、エコキュートを導入済みという方で、水圧が弱いと感じている場合は、以下の3つの方法を試してみてください。
・給湯加圧ポンプで給湯圧を補う
・エコキュートの設定温度を上げる
・低圧用シャワーヘッドに変更する
もし、エコキュートの設定以外で急に水圧が弱くなったと感じたら、以下の4点を疑うようにしてみてください。
(1)蛇口フィルターが目詰まりしている
(2)シャワーヘッドが目詰まりしている
(3)止水栓が半端に閉まっている
(4)水道管に問題が発生している
この記事を読んで、ご家庭のエコキュートの水圧があげれることができたら嬉しいです。また、もしエコキュートの修理や買い替えをご検討されている場合は、気軽に弊社までご連絡ください。
千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電の工事を手掛けております。
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記事の監修者情報
太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。
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