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【意外と知らない】蓄電池の経済モードやグリーンモードって何?|オススメ運転モードを徹底解説!

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query_builder 2024/01/24
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蓄電池の経済モードやグリーンモードッて何?

【意外と知らない】蓄電池の経済モードやグリーンモードッて何?|オススメ運転モードを徹底解説!

 

家庭用蓄電池の運用において、「経済モード」と「グリーンモード」の選択は重要な判断です。これらの運転モードは、それぞれのライフスタイルや発電電気量に応じて最適化されています。

 

この記事では、蓄電池の経済モードやグリーンモードの特徴や違い、メリット・デメリットなどを解説します。

 

また、オムロン、パナソニック、ニチコン、京セラ、シャープといった主要メーカーの蓄電池モデルにおける「経済優先モード」や「グリーンモード」など運転モードの特徴を詳しく解説します。

 

さらに、各モードの時間設定や夜間充電の活用方法、おすすめの運転モード選択基準についても触れていきます。経済モードとグリーンモード、どちらを選ぶべきか、その判断をサポートするための情報を提供いたします。

 

 

この記事を読むと、

 

・経済モードの基本的な働きと家庭での電力コスト削減への貢献

 

・グリーンモードと経済モードの主な違いとそれぞれの利点

 

・パナソニック、オムロンなど主要メーカーの蓄電池の経済モードの特徴

 

・経済モードの効果的な時間設定と運用方法

 

・グリーンモードと経済モードを比較し、どちらが家庭に適しているかの判断基準

 

蓄電池の運転モード変更の方法と設定の重要性

 

がわかります。

 

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蓄電池の経済モードやグリーンモードとは?

蓄電池の経済モードやグリーンモードとは?

蓄電池の運転モードの種類として、「経済モード」と「グリーンモード(環境モード)」などが挙げられます。これらのモードは、家庭で使用する蓄電池の電力管理において重要な役割を担っています。

 

 

経済モードと環境モードの違いとは?

 

経済モードでは、特に電気料金が安い夜間に電力を蓄え、太陽光発電で発電量が少ない時間帯、かつ高い料金が適用される時間帯に蓄電池の電力を使用することで、電気代の節約を図ります。

 

引用元:パナソニック「よくあるご質問」

 

 

一方で、環境モード(グリーンモード)は太陽光発電を最大限活用し、日中の発電する時間帯で蓄電池に電力を蓄え、発電量が少なくなる時間帯から蓄電池の電力を利用する、電力の自家消費を目指します。なお、環境モードでの売電は蓄電できない余剰電力で行います。


 

引用元:パナソニック「よくあるご質問」

 

 

 

各運転モードのメリット・デメリット

 

経済モードのメリットは、なんといっても電気代削減にあります。そのため、FIT契約期間中(固定価格買取期間中)で売電価格が高い期間にオススメです。また、デメリットとしては夜間〜翌朝の時間帯の電気料金が上がると電気代がかさむ可能性があります。

 

一方、グリーンモードのメリットは、電力会社からの売電をできる限り減らして自家消費率を上げて買電を抑えることです。そのため、日中の買電(約31円/kWh)を極力減らして太陽光発電で発電した電力を有効活用していきます。

 

2024年度現在では、太陽光発電で発電した電力の売電価格は16円/kWhなので、1kWhあたり約15円も節約できるということになります。そのため、電気代が高騰している現在ではグリーンモードの方が経済的な可能性もあります。

 

一方で、デメリットは太陽光発電で発電が始まってから、蓄電池に電力が蓄電されるまでにタイムラグがあり、その間の電力は電力会社からの買電になることです。この時間帯の電気料金は高い傾向にあるので、冬場など発電量の少ない時期では、買電が多くなり電気代がかさむ可能性があります。

 

以上をまとめると、以下の通りとなります。

 

蓄電池の経済モードとグリーンモードのメリット・デメリット

 

 

運転モードのオススメ設定

 

一般的には、FIT期間中は経済モード、FIT期間が終了したらグリーンモードがオススメです。というのも、FIT期間の売電価格は16円/kWh(2024年10月現在)程度なのに対して、FIT期間が終了すると、売電価格が8〜10円/kWh程度まで下がります(通常は8.5円/kWh)。そのため、運転モードをFIT契約期間中とFIT契約終了後で分けるといいとされています。

 

ただし、運転モードの選択は、家庭の電力使用状況やライフスタイル、地域の気候などによって異なります。というのも、現在の日中の電気代は平均31円/kWhになっていて、売電価格よりも約15円/kWhも高くなっています。そのため、積極的に自家消費した方がお得という考え方もあります。なので、今後の電気代の値上がりとFIT期間中の売電価格の下落(基本的にはありません)、FIT契約後の売電価格によって、モード設定を変更するかしないかを検討してもいいかと思います。

 

もし、可能な限り電気代を削減したいという場合は発電量の多い春〜夏の季節にグリーン(環境)モードの設定を行い、冬場など発電量の少ない時期には経済モードにするといいと思います。ただし、モード切り替えは簡単とはいっても切り替えを忘れることもあるので、基本的にはFIT契約期間中は経済モード、FIT契約終了後はグリーン(環境)モードでも問題ありません



 

グリーンモードのおすすめ時間設定

 

先程もお伝えしましたが、グリーンモードでは昼間の太陽光発電ピーク時に蓄電し、夜間に使用することが一般的です。このため、朝7時から夕方5時までの時間帯を充電期間として設定し、それ以外の時間帯で蓄えた電力を活用することが効果的です。

 

なお、下に先程紹介した発電電力と消費電力のグラフを挙げましたが、ご家庭によっては、ご家族の方が全員ご帰宅が遅いなどで夕方以降で電力消費が増える時間帯が17時以降になるケースもあるかと思います。

 

その場合は、ご家族の方が帰宅し始める時間帯を17時以降に設定しても問題ありません。
 

引用元:パナソニック「よくあるご質問」

 

また、充電を終了する時刻と放電を開始する時刻が重ならないように1分ずらすようにしてください。

 

他にも、翌日の天気が曇りや雨などで発電量が見込めない場合は、昼間の電気代の高い時間帯に買電による蓄電が行われないように、強制的に蓄電できるように設定を変えられるので、慣れてきたらご家庭の環境に合わせて試してもいいかと思います。


 

 

クリーンモードの夜間充電ありなし設定の違いは?

 

シャープの蓄電池には、クリーンモードという運転モードがあり、このモードには夜間充電を「あり」か「なし」かを設定することが出来ます。

 

夜間充電を「あり」にすると、日中の太陽光発電の余剰電力と夜間の時間帯による買電で、蓄電池への充電を行い、できるだけ電力会社から電気を買わないように出来ます。

 

一方、夜間充電を「なし」にすると、太陽光発電の余剰電力で充電するところは同じですが、夜間の時間帯に電力会社の買電は基本的には行いません。ですが、蓄電池の残量が少ない状態が続くと、蓄電池保護のため、自動的に電力会社から買電で充電することがあります。

 

 

 

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メーカー別蓄電池の経済モードなど運転モードの特徴

メーカー別蓄電池の経済モードなど運転モードの特徴

 

ここからは、メーカー別蓄電池の運転モードの特徴についてお伝えしていきます。先ほど挙げた運転モード以外にも出てきますので、混同しないように注意してください。

 

 

 

オムロン蓄電池のモード変更のやり方や運転モードの特徴

 

オムロンの蓄電池には、「経済モード」と「安心モード」、「グリーンモード」という運転モードがあります。経済モードとグリーンモードに関しては、これまでお伝えした内容と同じですので、割愛します。

 

安心モードは、停電や災害に備えて、常に一定の電力を残しながら蓄電池を使用するモードになります。基本動作は経済モードと同じなのですが、充電量がある一定の割合までいくと、蓄電池からの放電がなくなります。なお、この残量の設定は変更可能で、初期値が50%、最大100%まで設定可能です。

 

また、運転モードの変更方法については、機種ごとに異なりますが、基本的には各蓄電池の操作パネルや操作ボタンをタッチして簡単に変更することが可能です。すでに導入している方はこちらからご確認ください。なお、まだ導入していない場合は、導入する際に販売業者やメーカーなどに確認するようにしてみましょう。

 

 

パナソニック蓄電池の経済優先モードや運転モードの特徴

 

パナソニックの蓄電池では、「経済優先モード」、「環境優先モード」、「蓄電優先モード」の3つの運転モードがあります。なお、この「蓄電優先モード」は、オムロンの「安心モード」と同じ機能になります。

 

もし、太陽光発電とパナソニックの蓄電池を導入して、オール電化住宅にすれば、年間の光熱費が

 

電気・ガス併用住宅:年間24万円→約1万円

オール電化住宅:年間16.8万円→0円(売電収入約1.5万円)

 

になると、下の画像のように試算されています。※ 保証値ではないのでご注意ください。

 

引用元:Panasonic「[住宅用] 創蓄連携システム 平常時 電気を有効活用」

 

 

ニチコン蓄電池のグリーンモードの設定方法や運転モードの特徴

 

ニチコン蓄電池の場合は、「経済モード」「グリーンモード」というモードがあり、これらに加えて押し上げ設定の有無を設定することが出来ます。押し上げ設定を「有」にすると、さらに「深夜電力活用」と「ピークカット」というモードを選択することができるようになります。ただし、押し上げの設定に関しては、購入者側で設定できるものではなく、設置工事時や設備認定申請の際に行うものなので、普段切り替えすることはできません。

 

なお、「押し上げ」を簡単に解説すると、深夜の安い時間帯に電力会社から電気を買って蓄電池に蓄え、太陽光発電で売電する際に、併せて蓄電池に蓄えた電気を売電するということです。そのため、こちらの設定にすると、売電収入が増えます。ですが、売電価格が安い現在では押し上げなし設定にすることが一般的でので、「深夜電力活用」と「ピークカット」というモードは気にしなくても大丈夫です。

 

 

京セラ蓄電池の経済モードの特徴

 

京セラの蓄電池では、「自家消費モード(グリーンモード)」、「売電優先モード」、「強制充電モード」、「おまかせ運転モード」、「非常時運転モード」の5種類の運転モードがあります。

 

自家消費モード(グリーンモード)と売電優先モードはこれまでに解説してきた、グリーンモードと経済モードになりますので、説明は割愛します。強制充電モードは、台風などで停電が懸念される場合に有効なモードです。このモードであらかじめ蓄電池を満充電しておくことで、万が一に備えることが出来ます。非常時運転モードは、太陽光発電と連携することで使用できるモードで、停電時の日中は太陽光発電の電気を使用しつつ、蓄電池に電気を蓄えます。蓄電池に蓄えた電気を夜間に放電して活用するというモードです。

 

最後に、おまかせ運転モードですが、一部の製品(Enerezza製品)でのみ対応しているモードで、機器が自動的にユーザーの状況を判断して、機器の動作を自動的に最適化します。天気予報や電力消費パターンをもとに、太陽光発電システムの発電量や余剰電力量を推定し、蓄電池の充放電やエコキュートの運転計画を立案して、自動制御を行うモードです。そのため、効率的なエネルギー利用ができるようになります。

 

 

シャープ蓄電池の経済モードの特徴

 

シャープの蓄電池には、「経済性モード(自動)」、「経済性モード(時刻指定)」、「クリーンモード(夜間充電なし)」、「クリーンモード(夜間充電あり)」、「充電モード」、「ECHONET Lite機器専用モード」という6つの運転モードがあります。

 

経済性モードは、これまでお伝えした経済モードと同じで、自動で充電や放電をするか、時刻指定で充放電する時間帯を設定するかを選ぶことが出来ます。クリーンモードも先程解説してますので割愛しますが、充電モードは蓄電池への充電を優先的に行うモードです。蓄電池残量が少ない場合や非常時に備えて残量を増やす場合に有効です。充電完了後に待機状態になり、24時間経過で「経済性モード(自動)」に移行します。

 

最後に「ECHONET Lite機器専用モード」ですが、こちらはECHONET Lite機器からの充電・放電の制御を受け付けている状態で、手動でこのモードに切り替えることはできません。

 

 

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総括:【意外と知らない】蓄電池の経済モードやグリーンモードッて何?|オススメ運転モードを徹底解説!(1分で読みたい方はこちらから)

いかがでしたでしょうか。

これまでの記事のポイントを以下のようにまとめてみました。

 

・経済モードは電力コスト削減に焦点を当てた蓄電池の運転モード

 

・グリーンモード(環境モード)は発電した電気を自家消費する運転モード

 

・各モードの時間設定は家庭の電力使用状況に合わせて最適化

 

・一般的には、FIT契約期間中は経済モード、FIT契約終了後はグリーンモード

 

・太陽光発電システムとの連携で蓄電池の効率が向上

 

・各メーカーの蓄電池の運転モードは、基本的に経済モードとグリーンモードがあり、一部のメーカーでは、おまかせ運転モードや充電優先モード、非常時運転モードなどの運転モードも設定することができる

 

 

この記事を読んで、蓄電池の導入やご家庭の節電や光熱費削減に活用していただけたら嬉しいです。

 

 

千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電、蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなど販売や工事を手掛けております。

 

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記事の監修者情報

記事の監修者情報:株式会社iR 代表取締役 桂田弘幸

太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。


 

 

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