【徹底解説】太陽光発電と蓄電池のおすすめランキングと容量の選び方
目次
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太陽光発電と蓄電池のおすすめメーカーとは?
太陽光発電や蓄電池について調べたり、業者から見積もりをもらった時に、見積書に記載されている太陽光発電や蓄電池のメーカーがわからなかったり、あまりシェアが取れてないメーカーだったりすると、不安になると思います。
そこで多くの方が「太陽光発電 おすすめ」や「蓄電池 おすすめ 」などと検索して、いろんな業者がおすすめしているメーカーや型番について確認していることと思います。
そこでこの記事では、太陽光発電や蓄電池のメーカーについて紹介しつつ、日本国内における太陽光発電のシェアランキング、弊社がおすすめする太陽光発電と蓄電池のメーカーランキングを紹介していきたいと思います。
また、メーカーだけ選べば大丈夫というわけではないので、太陽光発電や蓄電池選びをする際に重要な要素の1つである容量の選び方についても、モデルケースを交えながら解説していきたいと思います。
この選び方の考え方が理解できると、業者から見積もりをもらった際に、導入後に蓄電池の電気が足りなくなりそうとか、太陽光発電で余剰電力ができそう、ということも検討できるようになります。
また、最後に太陽光発電や蓄電池はやめておいたほうがいい、という意見がネットで散見するので、「やめておいたほうがいい」や「後悔している」とされる理由を挙げて、それらについての対策についても解説していきたいと思います。
この記事を読むと、
・太陽光発電の日本国内シェアランキング
・太陽光発電のおすすめランキング
・蓄電池のおすすめランキング
・太陽光発電や蓄電池の容量の選び方
・太陽光発電の過積載について
・太陽光発電や蓄電池はやめておいたほうがいいとされる理由とその対策
がわかるようになります。
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太陽光発電メーカー企業一覧
国内外含めた太陽光発電のメーカー企業は以下の通りになります。
・シャープ
・パナソニック
・長州産業
・京セラ
・ネクストエナジー
・ソーラーフロンティア
・Qセルズ
・カナディアンソーラー
・エクソル
・ループ
・フジプレミアム
・DMMエナジー
・サンテックパワー
・トリナソーラー
・インリーソーラー
・ジンコソーラー(低圧産業用)
・JAソーラー
続いては、これらのメーカーの中で、日本国内のシェアがどのようになっているのか、確認していきましょう。
太陽光パネルメーカーの日本国内シェアランキング
住宅用太陽光パネルメーカーの国内シェアランキングは以下の通りです。(参考:月間スマートハウス2023年1月号)
1位:長州産業
太陽光発電を検討している方の多くが聞いたことのある老舗のメーカーです。昨年度の蓄電池DER補助金にいち早く太陽したことで、多くのシェアを獲得することができています。
2位:Qセルズ
大量生産により圧倒的な低価格を実現しているメーカーです。住宅用太陽光発電でも低価格を実現して、シェアを獲得しています。低価格と言っても品質も高く、曇りの日でも発電量が見込めるのもQセルズの太陽光パネルの特徴です。
3位:シャープ
太陽光発電をこれから検討するという方でもご存じの方が多い、国内大手メーカーです。これまでトップシェアをパナソニックと取っていましたが、長州産業とQセルズの勢いに負けてシェアを3位まで落としています。それでもシェアを確保していますし、国内大手メーカーということもあり、品質や保証に関しても安心できると思います。
なお、これまでは京セラ、シャープ、パナソニックのシェアが高かったのですが、2022年の実績は大きく変化し、Qセルズと長州産業がシェアを大きく伸ばしています。
続いては、弊社がお勧めする太陽光発電のおすすめメーカーについて紹介したいと思います。
太陽光発電の日本国内おすすめメーカーランキング
弊社における太陽光発電メーカーのおすすめランキングは、以下の通りになります。理由もそれぞれ解説していきます。
1位:Qセルズ
引用元:Qセルズ
国内シェアでは2位だったQセルズですが、弊社ではこちらのメーカーを1位に推しています。その理由としては、低価格のパネルであることに加えて、曇りでも発電量が見込めるという点です。日本は晴れの日以外が4〜5割程度あるため、晴れの日以外でも発電量が見込めると、電気代削減にも大きく貢献できるようになります。
また、Qセルズはドイツに研究拠点があり、日本よりも曇りの日が多いヨーロッパでも太陽光発電ができるようにと設計されています。そのため、曇りでも発電量が見込めるというQセルズの特徴を生み出しています。
Qセルズの評判についても、こちらの記事でまとめていますので、気になる方は併せてお読みください。
→【見ないと損】Qセルズの太陽光発電の評判と特徴を徹底解説!
2位:長州産業
引用元:長州産業
国内シェア1位であることと太陽光パネル製造の全工程を自社で手掛けるのが特徴の唯一のメーカーです。もともと三洋電機(現パナソニック)の太陽光パネルHITをOEM供給を受けて販売していたという実績があります。そのため、太陽光発電システムの性能は優秀ですし、単結晶シリコンパネルの中では国内No.1の変換効率を誇っています。
また、長州産業のパネルの特徴として、保証が充実しているということも挙げられます。その1つとして、長州産業のみが施工補償(雨漏り補償)を行っています。
本来、施工保証は施工業者が行うものであるため、多くの太陽光発電メーカーは施工補償を行っておりません。ですが、長州産業だけは万が一施工業者が潰れてしまった場合でも補償するという極めて稀な補償を行っています。さらに、システム補償も15年という長い補償が付いているのも大きな特徴です。
3位:カナディアンソーラー
引用元:カナディアンソーラー
カナディアンソーラーは、顧客満足度全世界1位を誇るメーカーで、積雪荷重に強いパネルを提供しています。特徴として、高品質かつ低コスト、風圧や積雪荷重に強く、長期保証がついていてアフターサービスに強い、という点が挙げられます。保証についてはかなり充実していて、太陽光モジュールの性能保証が25年、製品保証が15年、さらに太陽光発電システムとしての保証が15年ついている上、災害補償制度もついています。
太陽光発電を検討される方の多くが、蓄電池も検討されていますので、蓄電池における弊社のおすすめメーカーについても紹介していきたいと思います。
蓄電池の日本国内おすすめメーカーランキング
弊社での蓄電池のおすすめメーカーランキングは以下の通りになっています。
1位:ダイヤゼブラ電機
引用元:エネテラス
200Vにも対応し寿命も長い上、他社の太陽光発電とも相性のいい、という特徴を持つ蓄電池を販売している国内メーカーです。保証も15年と長期間保証して、停電時でも家中のすべての家電が使えるようにできる全負荷タイプの蓄電池「アイビス7」を販売しています。
アイビス7の特徴としては、先ほど挙げた内容も含めると、
・寿命が長い(12000サイクル)
・全負荷タイプで停電時でもすべての家電が使える
・保証期間が15年と長い
・他社の太陽光発電とも相性がいい
・ハイブリッド型で高出力
・4種類の運転モード
・音声お知らせ機能
・蓄電池の増設で蓄電容量最大14.08kWh(1台あたり7.04kWh)
という特徴があり、性能面や保証が充実しているだけでなく、後付けで増設も可能とライフスタイルの変化にも対応できるのがおすすめポイントとなっています。
2位:長州産業
引用元:長州産業
太陽光発電でもシェアが大きい長州産業ですが、蓄電池でも人気も高くなっています。長州産業の特徴としては、世界最小クラスの蓄電池や長寿命で安全性の高い蓄電池などがあります。その中でも「Smart PV」という、太陽光発電と蓄電池もコントロールできるハイブリッドコンディショナーと同等容量の中で、世界最小・最軽量クラスの蓄電池を組み合わせた蓄電池が非常に人気があります。
改めて「Smart PV」の特徴を挙げると、
・コンパクトで置き場に困らない
・AI機能で夜間の充電量を制御できる
・200Vにも対応(Smart PV Plus)
・12,000サイクルと寿命が長い(Smart PV Plus)
・後付けで最大14.08kWhに増設可能(ただしパワコン設置から3年以内)
・メーカー保証15年+自然災害補償10年と保証も充実
などがありますが、「Smart PV Plus」はダイヤゼブラ電機で販売されている「アイビス7」のOEM品になっています。
3位:ニチコン
引用元:ニチコン
大手ハウスメーカーでも採用されている、国内家庭用蓄電池の累計販売台数1位のメーカーです。ニチコンの特徴としては、
・製品ラインナップが豊富
・2〜16.6kWhと幅広い容量タイプがある
・寒冷地や重塩害地域にも対応可能
・15年間の長期保証(有償)と長い寿命
が挙げられます。そのため、さまざまなご家庭に適した蓄電池を選ぶことが可能ですし、将来的な増量もしやすいのでおすすめです。
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太陽光発電と蓄電池の設置容量とは?
これまで太陽光発電や蓄電池のシェアランキングやおすすめランキングをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
いくつかのメーカーをおすすめさせていただきましたが、「これらを導入したらいいんでしょ?」と簡単にいくわけではないですし、弊社を含めた販売・施工業者の口車に乗せられて導入すると、後で後悔する可能性もあるかもしれません。
また、おすすめのメーカーの太陽光も蓄電池も設置容量はそれぞれいくつか種類がありますので、要領を検討する際の1つの考え方として、太陽光発電と蓄電池の設置容量の選び方を抑えておいてもらえたらと思います。
太陽光発電や蓄電池の容量について調べていくと、
太陽光発電:7kW
蓄電池:7.04kWh
パワーコンディショナー:5.5kW
といった導入例などを見たことがあるかもしれません。
これはどういうことかというと、太陽光発電の方は、理論的には十分な日照量を得られた場合に、1時間あたり7kWhの電気を発電するということになります。また、蓄電池の方は7.04kWhの容量になるので、太陽光発電7kWで約1時間発電した電気を貯めることができるということになります。そのため、太陽光発電の方は蓄電池に電気を溜めた後は、ご家庭の電力消費に使用するか、電力会社へ売電するという形になります。
また、パワーコンディショナー(以下パワコン)の容量は何をさしているかというと、太陽光発電で発電できる上限を指しています。そのため、太陽光発電の設置容量は7kWですが、パワコンが5.5kWになるので、1時間あたり5.5kWの発電しかできないことになります。なお、なぜこのような設定がされているのかについては、後述します。
さて、話を太陽光発電と蓄電池に戻しますが、これはあくまで理論値の話なので、1時間で蓄電池を満タンにすることはありません。実際には太陽光発電で発電している時には、ご家庭の電力消費の補填が第一優先になり、その余った電気が蓄電池に貯められるようになりますし、発電した電気も送電ロスなどが発生するので、大体2〜3時間程度かかります。
また、太陽光発電の方も、発電するのに必要な日照量があり、設定されている閾値を越えないと光が当たっていても発電できなくなっています。ですが、導入例のように太陽光発電の設置容量をパワコンよりも多く過積載状態にすることで、発電の立ち上がりを早めることができます。
続いては、この「過積載」について解説していきたいと思います。
太陽光パネルの過積載とは?
過積載は、パワコンの容量よりも太陽光発電の容量が多い状態のことを指します。以下のグラフは、太陽光発電の設置容量をパワコンと同じにした場合(通常)と、パワコンよりも多い状態にした場合(過積載)で、どのような違いがあるかを表したものになります。
グラフを見ると、過積載にすることで発電の立ち上がりが早くなっていることがわかるかと思います。また、この影響で発電できる時間が長くなり、総発電量が増えるようになります。
そうすると、「発電量を増やしたいなら、単純に太陽光発電とパワコンの容量を増やせばいいのでは?」と思う方もいると思います。もちろん、そうすればこのグラフの通常よりも立ち上がりが早くなる上、発電量の頂点の部分も高くなります。
パワコンの容量が10kWまではその考え方で問題ないのですが、10kWを超えてくると問題が発生してきます。それは、売電価格が安くなってしまったり固定資産税がかかってきてしまう可能性がある、という2つの問題です。
まず、売電価格が安くなってしまうという件についてですが、太陽光発電の容量が10kWを境に売電価格は以下のように変化します。
【2023年度の売電価格】
10kW未満:16円/kWh(税込)
10kW以上:10円/kWh(税抜)
10kWを境に、住宅用か産業用かが区別されます。そのため、10kW以上になると産業用となり固定資産税が発生します。
固定資産税の計算は、少し複雑なのでここでは割愛しますが、大体年間で1〜5万円程度かかるようになります。そうなると、せっかくランニングコストを抑えるために太陽光発電を導入したにも関わらず、コストメリットが悪くなる可能性も出てきます。ですが、太陽光発電システムの容量が10kW未満の場合は、固定資産税がかかりません。そのため、住宅用の太陽光発電では10kWにしている方が多いのです。
話をまた過積載の話に戻しますが、太陽光発電の設置容量は、太陽光パネルの容量か、パワコンの容量の低い方が太陽光発電システムの容量とみなされます。そのため、太陽光パネルを12kW、パワコンを9.9kWという過積載の状態にした場合でも、太陽光発電システムの容量は9.9kWとみなされます。このようにすることで、売電価格も住宅用の価格になり、固定資産税もかからず、総発電量を増やすことができるのです。
とは言っても、闇雲にパネル容量を増やして過積載の状態を作っても、発電できる電力は限られますしコストパフォーマンスにも影響してきますので、ご家庭のライフスタイルや電気使用量に合わせて設置するようにしてください。
モデルケースから考える太陽光発電と蓄電池の容量の選び方
それでは実際にモデルケースを交えながら、太陽光発電と蓄電費の設置容量の選び方について解説していきます。まず、設置容量を決めるときに考えなければいけないポイントとしては、
・使用電気量
・ライフスタイル(昼型か夜型か)
・今後の家族構成の変化
を考えていく必要があります。電気使用量は蓄電池の容量を決める際の要素の1つです。ポイントとして解説するとわかりにくいと思いますので、ご自身の場合はどれくらいの蓄電池にしたらいいかを検討してみてください。
また、ライフスタイルについてですが、奥様が専業主婦であったり、旦那様か奥様のどちらかが在宅ワークをされている場合は、日中も電気を使用するので、昼型になります。一方、旦那様も奥様も他の家族もお仕事や学校などで日中家にいない場合は、夜型になります。
昼型の特徴としては、日中に太陽光発電で発電した電気を使用するため、蓄電池の容量が大きすぎると蓄電池を充電しきれない可能性があります。
一方、夜型の特徴としては、日中に家には誰もいないので、太陽光発電の発電が少なくても、蓄電池の充電が賄える可能性が高いということが挙げられます。
ここで、モデルケース1として今回は大人2人、小さいお子様2人の4人家族のケースを見ていきたいと思います。今回のケースでは、旦那様は日中お仕事で外出し、奥様はお子様の子守りや家事をするために、日中在宅しているという設定にします。
実際こちらのご家庭の場合、太陽光発電と蓄電池の容量は以下のようになっています。
モデルケース1の容量
太陽光発電:7.1kW
蓄電池:7.04kWh
パワコン:5.5kW
こちらのご家庭は昼型なのですが、4人家族と言えどお子様が小さいこともあり、10kWhを超える蓄電池はまだ導入していません。ですが、昼型のご家庭なので蓄電池の充電が間に合わない可能性もあるため、太陽光発電の容量を7.1Kwと少し大きめにして、日中に充電できるようにしています。
また、蓄電池は7.04kWhを設置していますが、この容量で大体23時〜24時くらいに充電が切れるくらいになるようで、夜間は電気を電力会社から購入する形になりますが、日中の売電でその分の費用が相殺され、電気代は0円になっているとのことです。
なので、こちらのケースをベースに他のケースも見てみましょう。
続いてモデルケース2として、モデルケース1のご家庭の大人の方がどちらも在宅のケースを考えていきたいと思います。
このケースの場合は、日中に電気の使用量が増えるのですが、夜間の電気使用量はケース1と同程度になります。そのため、発電量を増やしておかないと蓄電池の充電が完了しなくなるので、太陽光パネルの容量を増やすか、パワコンの容量を増やすかの2択になります。
そのため、パネルの場合は屋根の大きさにもよるのですが、パワコンを9.9kWに増やすのがベターかと思います。
モデルケース2の容量
太陽光発電:7.1kW
蓄電池:7.04kWh
パワコン:9.9kW
続いて、モデルケース3として4人家族で、大人の方が2人とも日中お仕事で外出していて、お子様2人が大きく中学校や高校に通っているケースを考えてみたいと思います。
このケースの場合は、日中の電気使用量は少なくなりますが、夜間の電気使用量がモデルケース1よりも増える可能性が高いです。そのため、蓄電池はモデルケースよりも容量が多い方が好ましいです。
ただ、このケースの注意点としては、お子様がのちに独り立ちする可能性もあるので、あまり蓄電池の容量を大きくし過ぎると、余剰電力を捨てることになってしまう可能性もあります。
また、日中の電気使用がないとはいえ、蓄電池の容量が大きめなので、太陽光発電の容量も少し大きめにしておくとベターかと思います。そのため、モデルケース3での容量は少し幅を持たせますが、以下の容量にしておくと、電力自給率を100%程度にすることができるかと思います。
モデルケース3の容量
太陽光発電:7〜9.9kW
蓄電池:9〜14kWh
パワコン:9.9kW
蓄電池に関しては、東京都にお住まいの方に限っては14kWhでも問題ありません。その理由としては、補助金が手厚く、容量を多くしても実質負担額が少なくなる可能性が高いからです。
それ以外の地域にお住まいの場合は、東京都ほどの補助金を見込めないので、予算によっては少なめの容量にしてもいいかと思います。太陽光発電の方は、蓄電池の容量に合わせて設置すればいいですし、日中の発電をほぼ全て蓄電池に回すことも可能なので、蓄電池の容量よりも少し少なめの設定でも大丈夫な場合が多くなります。
最後に、二世帯住宅で大人の方が4人とお子様が2人のご家族の場合を考えてみたいと思います(モデルケース4)。このケースの場合は、大人の方2名が日中も在宅で、残りの2名は日中は外出、お子様は小学校に通っているという設定にしたいと思います。
この場合は、日中の消費電力が多く昼型なのですが、夜はさらに消費電力が多くなるというケースなので、蓄電池の容量はできるだけ大きくしておきたいところです。また、太陽光発電も日中の消費電力と蓄電池への充電を賄えるだけの容量が必要になります。そのため、モデルケース4の場合の容量は以下のようになります。
モデルケース4の容量
太陽光発電:12kW
蓄電池:14kWh
パワコン:9.9kW
以上が各モデルケースにおける、太陽光発電と蓄電池の容量になります。これらのモデルケースをベースに考えていただくと、太陽光発電と蓄電池の容量をうまく選べるかと思います。
ですが、太陽光発電や蓄電池について調べていくと、
「太陽光発電はやめたほうがいい」
「蓄電池はやめとけ」
「太陽光発電導入して後悔した」
という投稿や噂を聞いたり目にしたりすることがあります。そうなると、不安に感じるかと思いますので、なぜそのように言われているのかについても確認してみましょう。
太陽光発電や蓄電池はやめたほうがいい?後悔している理由は?
これまで、太陽光発電や蓄電池のおすすめランキングや容量の選び方などを解説してきましたが、それでもネットなどを通じて、「太陽光発電はやめたほうがいい」「蓄電池はやめたほうがいい」という意見や後悔しているという方もいるようなので、改めて確認していきたいと思います。
太陽光発電や蓄電池はやめたほうがいいと言われる理由
太陽光発電や蓄電池をやめたほうがいい、後悔していると言われている理由としては、以下の6つになります。
①売電価格が安くなって元が取れない
②施工業者の未熟な対応で不具合が起きた
③メンテナンス等のランニングコストが必要と後から聞かされた
④導入コストが高い
⑤季節により発電効率に差がある
⑥近隣住民とトラブルになった
これらについて解説と対応策についてお伝えしていきます。
①についてですが、FIT制度導入当時に比べると売電価格はかなり安くなっています。そのため、売電収入目的で太陽光発電を導入しようとすると、メリットが得られにくくなっています。
ですが、近年は電気代が高騰していることもあり、電気自給率100%を目指していくほうがコストメリットが出るようになっています。実際に弊社で太陽光発電と蓄電池を導入したお客様で、10年もかからず導入コストを回収できそうと試算できた方もいらっしゃいます。
なので、売電で稼ごうという考えではなく、自家消費率を上げて光熱費を節約するという考え方で検討すれば問題ありません。
続いて②についてですが、こちらは業者選びに失敗したケースです。確かに業者選びはやってみないとわからないと感じるところがあるかと思います。ですが、先程紹介した長州産業の太陽光発電を導入すれば、施工補償があるので、雨漏りなどの不具合にも対応できます。
また、事前に施工業者に関しても、事前に確認したり、販売業者が外注をするのであれば、どういう企業なのかを確認するようにしておけば、こういうリスクも回避しやすくなります。
また、③についてですが、こちらは業者の説明不足で起きるケースで、主に訪問販売の業者から購入したケースで起きることがあります。見積もり依頼サイトや弊社のような業者に見積もり依頼をする方の場合は、事前にこういうことも学ばれてから連絡されるので、知らなかったというケースは少ないです。
ただ、業者の方も人間なので忘れることもあります。なので、業者の方とコミュニケーションをしっかりとっていけば、こういった状況は回避できる可能性は高くなります。
④については、蓄電池は太陽光発電に比べてまだまだ高いです。ですので、補助金をうまく活用していくことに加えて、短期的ではなく長期的にコストメリットが出るかどうかをしっかりと見極めつつ、販売業者数社から相見積もりを取ることで、コストも抑えつつ導入することができるようになります。
⑤についてですが、夏場は多く発電して冬場は発電が少なくなるなど、季節の影響を受けてしまうのは確かです。ですが、この辺りもしっかりと発電量シミュレーションを確認して、1月単位のような短期的ではなく、年間を通じてコストメリットが出るかどうかを確認していけば、そこまで気にしなくてもいい問題かと思います。
最後に⑥についてですが、実際太陽光発電の反射光が近隣住民の部屋に入り、熱中症を起こしたというトラブルは過去にありました。また、蓄電池においても、稼働時の音がうるさいとトラブルになるケースがあります。
ですが、反射光が入りやすいケース関しては屋根の向きが北向きになっている場合ですし、設置の前段階で業者がシミュレーションするはずなので、複数の業者に見積もり依頼していれば、反射光が見逃される可能性が限りなく低くなります。
また、蓄電池の騒音についても、うるさいと言ってもエアコンの室外機程度なので、隣の家から距離を十分にとっていればトラブルになる可能性はとても低いです。
そのため、こちらもしっかりと業者に確認をしたり、近隣の住民と前々からコミュニケーションをとることで、トラブルになりにくい内容かと思います。
以上、太陽光発電や蓄電池はやめたほうがいいと言われる理由とそれらへの対策について解説しました。このように考えてもらえたら、資金がないなどの場合を除いて、「やめておいたほうがいい」とはなりにくいかと思います。
ただ、業者の説明不足やコミュニケーションエラー、業者のミスでトラブルは起きる可能性は否定できません。ですので、できる限り事前に調べたり、業者の方と話したり質問することで、不明な点を少なくし導入後に後悔することはなくなるでしょう。
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【徹底解説】太陽光発電と蓄電池のおすすめランキングと設置容量の選び方のまとめ(1分で読みたい方はこちらから)
以下に、この記事のポイントをまとめました。
・太陽光発電のシェアランキングは上から、長州産業、Qセルズ、シャープ
・弊社が選ぶ太陽光発電のおすすめランキングは上から、Qセルズ、長州産業、シャープ
・弊社が選ぶ蓄電池のおすすめランキングは上から、ダイヤゼブラ電機、長州産業、シャープ
・蓄電池の容量は、使用電気量とライフスタイル、今後の家族構成やライフスタイルの変化を考慮して検討する
・太陽光発電の容量は、蓄電池の容量とライフスタイル、電気使用量をベースに考えると決めやすい
・太陽光発電や蓄電池はやめたほうがいいと言われている理由の多くが、業者の選定ミスやコミュニケーションエラーなどで起きているケースが多い
・太陽光発電や蓄電池を導入して後悔しないためにも、事前に数社から相見積もりを取り、担当者としっかりとコミュニケーションをとることが大切
※ 太陽光発電や蓄電池の容量の選び方については、まとめの内容だけでは不足していますので、本記事の「太陽光発電と蓄電池の設置容量とは?」をご確認ください。
この記事を読んで、太陽光発電や蓄電池の検討していただけたら嬉しいです。
千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電、蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなど販売や工事を手掛けております。
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記事の監修者情報
太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。
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