【徹底解説】オール電化で冬場の電気代が4万!?節約するための秘訣
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オール電化で冬場の電気代が4万〜5万って本当!?
オール電化住宅にお住まいの方々、冬場の電気代が気になっていませんか?「オール電化 電気代 冬 4万」や「オール電化電気代やばい」と感じているあなたへ、冬の高電気代の原因と解決策に焦点を当てた情報をお届けします。例えば、2人暮らしで電気代が4万円に達するケースや、4人家族での平均電気代が5〜6万円になる状況は、多くのオール電化のご家庭にとって深刻な問題です。
この記事では、オール電化のご家庭における電気代が高くなる原因を解析し、冬場に電気代を3万円以下に抑えるための実践的な節約方法を提案します。さらに、オール電化+太陽光の組み合わせや電気代補助プログラムについても考察します。電気代が5万円という異常な高額を経験している方や、一人暮らしで電気代が4万円になる状況に直面している方にも役立つ内容を盛り込んでいますので、ぜひご一読ください。
この記事を読むと
・冬場のオール電化家庭の電気代が4万円以上になる主な理由
・電化製品の電力消費量比較
・オール電化で電気代を3万円未満に抑える方法
がわかります。
オール電化家庭の電気代が冬場4万円以上、5万〜6万円になる理由
冬場に電気代が4万〜5万円になる主な理由は、暖房器具や給湯器の利用が増えるためです。冬場は暖房を長時間使用する必要があるため、どのご家庭でも電気代が上昇します。オール電化家庭の暖房器具としては、電気ヒーターやエアコンが一般的ですが、これらは比較的多くの電力を消費します。なお、暖房器具や加湿器などの消費電力と1時間あたりの電気代を以下の表にまとめましたので、ご確認ください。
電化製品 | 消費電力 | 電気代(1時間あたり) |
エアコン | 1160W | 41.48円 |
セラミックヒーター | 1200W(強) | 42.91円 |
電気ストーブ | 600W(強) | 21.46円 |
パネルヒーター | 160W | 5.72円 |
こたつ | 160(強) | 5.72円 |
ホットカーペット | 500W(2畳) | 17.88円 |
電気毛布 | 55W | 1.97円 |
加湿器 | 210W | 7.51円 |
空気清浄機 | 28W(強) | 1円 |
参照:「アイリスオーヤマ公式通販サイト アイリスプラザ」「【公式ショップ】コイズミオンラインショップ」「TEPCO スマートライフ」
この表を参考に、電気代を計算してみましょう。例えば、エアコンとセラミックヒーターと電気ストーブをそれぞれ毎日8時間使用した場合の電気代は、約847円になります。これを30日使い続けると、この3つの家電だけで25,404円となります。ご家族の人数によっては、エアコンも2台使ったり、ヒーターも2台以上使うケースもあるかと思いますので、その場合はさらに電気代が高騰します。
また、寒い時期はお湯を使う機会も増えるため、エコキュートや電気温水器などの給湯器も頻繁に作動し、消費電力が増加するのです。さらに、以下の円グラフでもわかるように、冬場は家にいる時間が長いため、照明やテレビなどの家電の使用も増える傾向にありますし、クリスマスやお正月などおうちで過ごすイベントが増えていく傾向もあります。これらの要因が重なり、冬場の電気代が高くなるのです。
引用元:積水ハウス「冬は半数以上が「お家派」 暮らしやすさを追求した住まいの3つのこだわりとは?」
4人家族のオール電化 冬の平均的な電気代とは?
これまでの解説で、オール電化のご家庭では冬の電気代が高くなってしまう要因がいくつかあることは、確認できたかと思います。では、実際に4人家族におけるオール電化の電気代はどれくらいかかっているのでしょうか?関西電力のデータ(2020年〜2021年)では世帯人数別のオール電化の電気代は以下の通りになります。
このデータは1年を通した電気代の平均額なので、夏場や冬場はエアコンなどの冷暖房器具を使用しますので、もう少し上がるかと思います。では、季節ごとではどれくらいの電気代がかかるのか、見ていきたいと思います。ですが、オール電化の季節ごとの電気代のデータがありませんので、2023年の2人以上の世帯での電気代とガス代を見ていきたいと思います。
電気代 | ガス代 | 合計 | |
1月 | 17,190円 | 7,974円 | 25,164円 |
2月 | 18,750円 | 8,289円 | 27,039円 |
3月 | 17,228円 | 7,981円 | 25,119円 |
4月 | 13,617円 | 6,796円 | 20,413円 |
5月 | 11,174円 | 5,765円 | 16,939円 |
6月 | 9,270円 | 4,736円 | 14,006円 |
7月 | 8,627円 | 3,999円 | 12,626円 |
8月 | 10,022円 | 3,266円 | 13,288円 |
9月 | 11,006円 | 2,790円 | 13,796円 |
10月 | 10,780円 | 2,856円 | 13,636円 |
11月 | 9,530円 | 3,550円 | 13,080円 |
12月 | 9,987円 | 4,596円 | 14,583円 |
合計 | 147,181円 | 62,508円 | 209,689円 |
引用元:総務省統計局「家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)」2023年データ
先程挙げた関西電力のデータと総務省統計局のデータをもとに、4人家族のオール電化での電気代をざっくりと試算してみました。その結果、夏場の電気代は13,000〜15,000円程度、冬場の電気代は16,000〜26,000円程度となりました。
オール電化の電気代 | |
1月 | 24,409円 |
2月 | 26,227円 |
3月 | 24,365円 |
4月 | 19,800円 |
5月 | 16,430円 |
6月 | 14,284円 |
7月 | 13,451円 |
8月 | 14,724円 |
9月 | 15,512円 |
10月 | 15,191円 |
11月 | 14,656円 |
12月 | 16,596円 |
あくまで試算なので多少誤差がありますし、2023年の11月と12月の電気代が2022年よりも安かったので、11月と12月は2022年のデータをもとに電気代を高めに修正しています。そのため、実際にはもう少し平均値としては低くなる可能性もあることをご理解ください。ただ、目安としては活用できるかと思いますので、参考にしてみてください。
2人暮らしで電気代が4万円!? 電気削減の秘訣
電気代が月4万円に達する2人暮らしのオール電化家庭において、電気代を削減する秘訣はいくつかあります。まず、重要なのは暖房器具の使用を見直すことです。2人暮らしで電気代が高くなっているご家庭の場合、エアコンとセラミックヒーターや電気ヒーターなどの消費電力の高い暖房器具を使われているケースが多いかと思います。そのため、どちらかを使わないか、もしくはパネルヒーターや電気毛布などの消費電力の低い家電を有効活用することで、冬場でも電気代を安くすることができます。
また、エコキュートやエアコンなどの大型家電は、できるのであれば電気代削減のためにも最新の省エネモデルにアップグレードすることを検討しましょう。最新の省エネモデルにすることで電力消費を抑えられますが、その他に家電は経年劣化で消費電力が増えると言われていて、特にエアコンは毎年10%程度増えると言われています。
上のグラフを見ますと、使用期間が12年を超えたあたりで経年劣化が激しくなるので、もしお持ちのエアコンが12年以上を経過しているようでしたら、買い替えを検討してもいいかと思います。
続いて、使用する時間帯に注目することも大切です。電気料金が安い深夜帯を利用して大量の電力を消費する家電の使用を計画すると、全体の電気代を減らすことが可能です。他にも電気代を下げる方法はいくつかありますので、こちらについては後述します。2人暮らしの場合は、そこまで電気を使うポイント少ないので、この2つをしっかりと対策することで、グッと電気代を下げることが可能になります。
冬の電気代が3万円未満に!4人家族以上での効果的な節約方法
4人家族以上の場合でも電気代を抑える方法は、先程お伝えした、「消費電力の少ない暖房器具を使う」「省エネ家電に買い換える」「電気を使用する時間帯を変える」を実行すれば、かなり電気代をおさえられます。ですが、4人以上のご家庭の場合は他にも節電ポイントがいくつかありますので、こちらでは他の節電方法についていくつか紹介したいと思います。
1つ目は、断熱性の向上を図ることです。冬に家の中が寒くなる原因は、外部からの冷気が家の中に入り込んでくるからです。もちろん、外部からの冷気を全て防ぐことはできませんが、対策することで家の中の温度をあまり下げないようにはできます。
その方法として、
・カーテンの長さを床ギリギリまでの長さにする
・ドアや窓などの隙間に隙間テープを使う
などがあります。
2つ目は、エコキュートの使い方を工夫することです。エコキュートは電気代削減に貢献しますが、使い方を間違えると、かなり電気代がかかってしまいます。例えば、エコキュートの追い焚きを使うと、余計な電気代がかかってしまいます。というのも、追い焚きを使うことで電気を使用してしまいます。そのため、追い焚きをするのではなく足し湯をすることで、お風呂の温度を上げつつも、電気の使用を抑えることができます。
3つ目は、待機電力を減らすことです。1世帯あたりの待機電力の割合は6%程度という報告がありますが、1世帯あたりの待機電力量は、人数が増えることに大きくなりますので、こちらを減らすことは有効な手です。
引用元:省エネルギーセンター 平成20年度待機電力調査報告書
他にもオール電化のご家庭で節電する方法はあります。もし、他の節電方法が気になる場合は、こちらの記事も併せてお読みください。
【太陽光発電で失敗したくないという方はこちらの小冊子も併せてお読みください】
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オール電化住宅と太陽光発電の相乗効果
電気代を抑える方法として、オール電化住宅に太陽光発電システムを組み合わせると、相乗効果により家計の節約に大きく貢献します。太陽光発電は、太陽の光を利用して電気を生成するため、オール電化住宅の大きな電力消費を賄うのに役立ちます。
例えば、太陽光パネルから得られた電力を日中の家電利用に活用することで、外部からの電力供給に依存する量を減らすことができます。これにより、特に昼間の電気使用量が多い家庭では、電気代の節約につながります。また、余った電力は売電することも可能で、収入源としても利用できます。ただし、太陽光発電システムの導入には初期投資が必要であるため、長期的な視点でコストパフォーマンスを考慮することが重要です。
もし、日中はご家族がお仕事などで外出していることが多く、夜に電気を多く使う場合は、太陽光発電だけでなく蓄電池も導入すると、年間を通じて電気代の実質負担金額を0円程度にすることもできます。ただし、こちらも初期投資が必要になるので、導入する際には予算などをよく考慮して検討するようにしてください。
太陽光発電と蓄電池のおすすめメーカーや容量の選び方については、こちらで詳しく解説していますので、気になる方はこちらも併せてお読みください。
→【徹底解説】太陽光発電と蓄電池のおすすめランキングと容量の選び方
オール電化住宅向けの電気代補助?
電気代やガス代の負担軽減策(電気・ガス価格激変緩和対策事業)が2023年1月使用分から始まっています。こちらは活用できれば、電気代削減に貢献します。実際どれくらいの補助が受けられるかを以下の表にまとめました。
項目 | 対象 | 2023年1月〜8月使用分の 補助金額 |
2023年9月〜2024年4月使用分の 補助金額 |
2024年5月使用分の 補助金額 |
電気代 | 低圧契約の一般家庭・企業など | 7円/kWh | 3.5円/kWh | 1.8円/kWh |
高圧契約の企業など | 3.5円/kWh | 1.8円/kWh | 0.9円/kWh | |
ガス代 | 一般家庭 | 30円/㎥ | 15円/㎥ | 7.5円/㎥ |
企業 | 30円/㎥ | 15円/㎥ | 7.5円/㎥ |
出典:経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス価格激変緩和対策事業」
この表を見てもらえたらお分かりかもしれませんが、この補助制度は現時点では2024年5月までになっています。そのため、6月以降は補助されない可能性が高いですので、今からですとほとんど補助を受けられないでしょう。そのため、この補助制度が今からでも受けれるかを確認しつつ、延長されるのかも併せて確認しておくようにしてください。
【徹底解説】オール電化で冬場の電気代が4万!?節約するための秘訣のまとめ(1分で読みたい方はこちら)
・冬場の電気代が4万円以上になる理由は暖房器具や給湯器の利用増加にある。
・オール電化家庭では、エアコンや電気ヒーターなどが多電力を消費する。
・冬の寒さで家にいる時間が長くなると、家電の使用も増える。
・冬のイベント時に特別な照明や料理用家電の使用も電気代増加に影響する。
・電気代削減の秘訣には、エネルギー効率の良い暖房器具への切り替えや使用時間の調整が含まれる。
・オール電化のご家庭で電気代を抑えるためには、暖房や給湯器の使い方を工夫するだけでなく、家の断熱性能を上げたり、家電の買い替えや待機電力の抑制なども工夫する。
千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電、蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなど販売や工事を手掛けております。
各種お見積もりも無料で承りますし、住宅の設備機器設置も承りますので、お気軽にご相談ください。
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記事の監修者情報
太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。
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