【徹底解説】蓄電池4kWhの価格や導入に失敗しないためのポイント
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蓄電池4kWhを導入する前に
蓄電池の導入を検討している多くの方が「蓄電池 4kW 価格」と検索しています。家庭用蓄電池の価格は、容量やメーカー、設置条件によって異なります。
この記事では、蓄電池の価格比較や失敗しない選び方について詳しく解説します。また、「蓄電池 やめたほうがいい」と言われている理由についても触れ、後悔しない選択をサポートします。
そのほかにも、ヤマダ電機の蓄電池や積水ハウスの後付け蓄電池の価格、10kWhや20kWh、さらには100kWといったさまざまな容量の蓄電池の価格情報も提供します。また、太陽光発電と蓄電池のセット導入や、蓄電池6kWモデルの価格についても取り上げ、太陽光発電と蓄電池の組み合わせでどのようなメリットがあるのかも説明します。
以上の内容をもとに、家庭用蓄電池の価格や選び方に関する情報を総合的に提供し、あなたの最適な蓄電池選びをサポートします。
この記事を読むと
・蓄電池はやめておけと言われている理由
・蓄電池の価格帯の目安
・失敗しない蓄電池の選び方
・4kWhや6kWh、10kWhの違い
・ヤマダ電機や積水ハウスなどでの販売価格
などがわかります。
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蓄電池4kwhの価格と失敗しない選び方
蓄電池の4kWhモデルは、家庭用として人気のある選択肢の一つです。4kWhの蓄電池の価格は、100〜140万円程度が相場となっています。もちろん、価格はメーカーや機能、設置費用、販売業者によっても異なります。
例えば、シャープの4kWhモデルは国内大手メーカーということもあって蓄電池の品質と信頼性で定評があります。また、長州産業やダイヤゼブラ電機、ニチコンの製品も同様に、高品質な蓄電池を提供しており、価格は相場内で安定しています。
また、選び方のポイントとしては、以下の点を考慮することが重要です。
1:容量とニーズのマッチング
4kWhの容量が自宅の電力消費と合致するかを確認します。ご家庭の電力使用量が多い場合は、より大容量の蓄電池を検討する必要があります。そうしないと、夜20時くらいで蓄電池の電気がなくなり、電力会社から電気を購入する必要が出てきます。その場合、実際には電気代を節約できるものの、お金をかけた割に電気代が安くなってない、と感じてしまうかもしれません。
そのため、まずはご家庭の電力使用量を確認し、ご家庭の電気の使用環境や太陽光発電の容量、予算などを考慮して蓄電池の容量を決めるといいでしょう。
2:メーカーの信頼性
信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、長期的な安心を得られます。ダイヤゼブラ電機やニチコン、長州産業などの国内メーカーは、高品質な製品を提供しています。ただ、聞いたことあるメーカーだから大丈夫などと言った考えはやめたおいたほうがいいでしょう。というのも、実はメーカーごとに蓄電池の品質や寿命が異なるからです。そのため、それを確認する一つの基準として、保証期間や保証内容を確認するというのも非常に重要です。
3:保証期間や保証内容
蓄電池の保証期間も重要な選定基準です。長期保証が付いている製品を選ぶことで、故障時のリスクを軽減できます。長期保証が付いているということは、メーカーが入れる保険に長いものがあるというのもあるかもしれませんが、それだけ蓄電池の品質や寿命に自信があるということの裏付けでもあります。
もちろん、太陽光発電との相性もあるかもしれませんが、相性がいいのであれば、保証内容を確認してできるだけ寿命や保証の長い蓄電池を選ぶようにするといいでしょう。
4:設置費用
設置費用も含めた総額で比較することが大切です。できることなら、見積もりを複数取得し詳細な費用を確認しましょう。ただし、安いからいいというわけでもありません。安かろう悪かろうで100万円近いお金を捨てることになるのはいけませんので、見積もり金額だけでなく、営業マンの対応や提案内容なども加味して判断すると後悔することが少なくなると思います。
5:補助金の活用
自治体や国の補助金を活用することで、導入コストを抑えることができます。補助金の条件や申請方法を事前に確認し、利用を検討しましょう。蓄電池は太陽光発電とは異なり、国や自治体からも補助金を受け取れる可能性がありますので、販売業者やハウスメーカーなどに任せきりにせず、事前にどんな補助金を活用できる可能性があるのかを確認するようにしてください。
もし、蓄電池に関する補助金を確認したいという方は、併せてこちらの記事もお読みください。
→【最新】国の太陽光発電・蓄電池の補助金を徹底解説 | 今利用できる補助金とは?
これらのポイントを踏まえて、家庭のニーズに合った4kWの蓄電池を選ぶことで、電気代の節約や非常時の電力確保に役立てることができます。
蓄電池をやめたほうがいいと言われている理由とは?
蓄電池の導入に関しては、多くの利点がある一方で、ネットでは導入をやめたほうがいいと言われる理由もいくつか存在します。以下に、蓄電池の導入を見送るべきとされる主な理由を解説します。
理由1:設置に高い初期費用がかかる
蓄電池を導入するには、ある程度の初期費用がかかります。容量が小さい蓄電池でも安くても100万円以上の費用がかかります。補助金を受けられれば、コストを抑えることもできますので活用していきましょう。
理由2:長期の使用で効果が減少する
蓄電池は経年劣化しますので、ずっと新品同様の蓄電容量で使い続けることはできません。そのため、蓄電池の検討する際に営業担当の方に相談しながらシミュレーションしながら、どれくらいで元がとれるようになるかを確認するようにしておくといいでしょう。
理由3:保守・メンテナンスに手間がかかる
蓄電池も機械なので、長く使うためには定期的なメンテナンスが必要です。また、メンテナンスをするにも費用がかかりますので、事前にメンテナンス費用がどれくらいになるか確認しておきましょう。
理由4:電気料金の節約が期待していたほどではない
最近は電気代が上がり、FITの売電価格が下がっているため節電効果が得られない、という方もいます。実際、太陽光発電が販売され始めたころは、発電した電力を全量売電したほうがお得だったのですが、現在はこの方法はできません。ですが、自家消費率を上げる事で今でも十分な節電効果が得られます。
理由5:電力会社との契約トラブルになる可能性がある
蓄電池を設置して電気料金を節約するには、適切な電気料金プランに契約する必要があります。ですが、条件を満たしていないと電気料金プランを変更する場合、違約金が発生する場合があります。違約金はそこまで高いわけではありませんが、2,000〜5,000円程度かかります。
ですので、契約プランに違約金がないかどうかを調べたり、違約金がかかるプランでも契約期間を調べておくとトラブルを回避できるでしょう。
理由6:施工ミスなどのリスクがある
蓄電池は太陽光発電のように屋根に設置するわけではないので、施工ミスが発生する可能性は低いのですが、一部の悪質な訪問販売会社の場合は、施行ミスが発生する可能性が高いと言われています。
理由7:設置スペースが必要
蓄電池の設置にはスペースが必要です。都市部の場合だとご近所との距離が狭いため、設置スペースが取れないこともあり、無理矢理置くと騒音などでご近所トラブルになる可能性もあるため注意が必要です。
理由8:太陽光発電との相性が悪いケースがある
ハイプリッドタイプのパワコンを設置する場合、太陽光発電との相性を考慮する必要があります。相性が悪いと、太陽光発電の発電量低下の原因になる可能性もあります。
これらの理由から、蓄電池の導入を慎重に検討する必要があります。高額な初期費用やメンテナンスコスト、設置場所の制約などを考慮し、総合的なコストパフォーマンスや長期的なメリットを十分に理解した上で判断することが重要です。
もし、「蓄電池はやめたほうがいい」と言われる理由やその対応方法、SNSでの反応について気になる場合は、こちらの記事も併せてお読みください。
→【徹底解説】「蓄電池やめたほうがいい」と言われる8つの理由とその対策方法
家庭用蓄電池の価格比較する際のポイントとは?
先程も少しお伝えしましたが、家庭用蓄電池を導入する際には、価格を比較することが重要です。もちろん、価格以外でも見るべきところはありますが、ここでは、価格比較をする際に考慮すべきポイントについて解説してきます。
1. 容量と価格のバランス
家庭用蓄電池の価格は容量に大きく依存します。一般的に、容量が大きいほど価格も高くなりますが、必要な容量を正確に見積もることが重要です。日常的に消費する電力量や停電時に必要な電力量を基に、最適な容量を選びましょう。予算にもよりますが、できたら1日の電気使用量を賄える容量よりも1ランク大きい蓄電容量にすると、購入した後に蓄電池の容量をもう少し大きくしとけばよかったと後悔するケースが少なくなる可能性が高いです。実際、蓄電池の容量が足りなくて失敗したと嘆く方は多いです。
2. メーカーと保証内容
メーカーと保証内容も価格比較の際に重要なポイントです。人によっては、「有名な大手メーカーじゃないと信用できない」という方もいると思いますし、「そこそこ大きなメーカーで実績あるなら保証が充実しているメーカーがいい」という方もいるかと思います。そのため、絶対にこの考え方で決めた方がいいということはありません。
ですが、弊社の考え方としては、保証が充実しているメーカーを選ぶことをおすすめします。というのも、蓄電池を製造しているメーカーは、大抵のところが有名なメーカーになっていますので、その中でできるだけ故障しないところ、仮に故障しても保証で補填できるところの方が長期的に蓄電池を活用できるようになります。また、有償で保証を延長できるメーカーもあるので、もし、保証を延長してもコスパが悪いと感じないようでしたら有償で保証を延長するか、保証が長いメーカーを選ぶのもいいと思います。
ただ、価格比較という観点で考えると、できれば無償で保証が長く、保証内容も充実しているメーカーを選ぶようにすると、コスパが良くなると思います。
3.補助金と税制優遇
地方自治体や国から提供される補助金や税制優遇制度を利用することで、初期費用を大幅に削減できる可能性があります。導入を検討している地域の補助金制度や税制優遇制度を確認し、活用することが重要です。ここで重要なのは、テスラ社のパワーウォールという蓄電池は、国の補助金を受け取ることができませんので、注意が必要です。
他の国内メーカーの蓄電池は、補助金を受け取ることができるので、価格比較してコスパを良くしたいというのであれば、国内メーカーの蓄電池を選択する方がおすすめです。
4. 実際の使用例と口コミ
実際に蓄電池を使用しているユーザーの口コミや使用例も参考にすることで、より現実的な価格比較ができます。インターネット上のレビューサイトやSNSを活用し、実際の使用感やトラブル事例などを確認することも大切です。他社の見積もりなので、ここには掲載できませんが、人によっては業者からもらった見積もりをYahoo!知恵袋のようなサイトやSNSに掲載しているもいますので。
家庭用蓄電池の価格比較をする際には、これらのポイントを総合的に考慮し、自分に最適な蓄電池を選ぶことが重要です。価格だけでなく、性能やアフターサポートも含めた総合的な判断を心がけましょう。
蓄電池6kWhの価格と4kWhとの違い
蓄電池は、家庭用のエネルギー管理において重要な役割を果たしています。特に、6kWhの蓄電池は多くの家庭で人気がありますが、4kWhの蓄電池と比較してどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、蓄電池6kWhの価格と4kWhとの違いについて詳しく解説します。
蓄電池6kWhの価格と4kWhの価格
6kWhの家庭用蓄電池の価格は、メーカーや設置条件によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
蓄電池6kWh本体の価格:約130〜160万円(税抜、工事費込)
一方、4kWhの蓄電池の価格は6kWhのものよりも安価で、以下のような相場になります。
蓄電池4Wh本体の価格:約100〜130万円(税抜、工事費込)
この価格には、蓄電池本体、設置工事費用、関連機器の費用が含まれます。信頼できる販売業者から購入すること、補助金の活用、複数の見積もりを取ることでコストを抑えることもできる可能性があります。
蓄電池6kWhと4kWhの違い
①容量と使用時間
実際にどれくらいのことができるかを確認してみましょう。
引用元:クール・ネット東京「“見える化”のすすめ 家電製品の消費電力(W)はどのくらい?」
上の画像は、各電化製品の消費電力一覧になります。このデータから、
・エアコン(10〜15畳) 約925W*
・液晶テレビ 50W
・冷蔵庫 約250W*
・蛍光灯照明 100W
*消費電力に幅があるものは中央値で計算
を1時間使った場合、1,325Wh(1.325kWh)の電力を消費することになります。そのため、仮にこれらの家電を18時から使用したとすると、
蓄電池6kWh:22時30分ごろになくなる
蓄電池4kWh:21時ごろになくなる
ということがわかります。そのため、ご家庭のライフスタイルや電気使用量に合わせて蓄電池の容量を選ぶといいと思います。例えば、深夜にエコキュートのような設備を使いたいという場合には、容量が大きい蓄電池を導入した方がより電気代を節約することができます。
②経済効果
こちらは極端な話、初期費用と節電効果の違いになります。例えば、6kWhの蓄電池の場合、毎日6kWhの電力を使えるわけですから、電気代を31円/kWhとした場合、
6kWh × 31円/kWh × 365日 = 67,890円
となるので、年間で約6.8万円節約することが可能です。一方、4kWhの場合は、年間約4.5万円節約することが可能です。
一方で、6kWhと4kWhでは先程もお伝えした通り、初期費用がおおよそ30万円程度異なります。そのため、30万円程度の追加予算を取って6kWhの蓄電池を導入する価値があるかをライフスタイルや太陽光発電の容量などを参考に検討するのがいいでしょう。
③停電対策
停電が起きた時に家電が使えるようにできるのも蓄電池の特徴の1つです。太陽光発電があれば、日中は電気を使うことができますが、夜間は蓄電池がないと電気が使えません。そのため、もし停電時もより多くの電気を使いたいということであれば、6kWhの蓄電池がいいと思われます。一方で、冷蔵庫などの最低限の電気だけで十分という場合には4kWhの蓄電池でも賄える可能性も十分にあります。
以上のように、蓄電池6kWhと4kWhの違いは容量、価格、経済効果、停電対策において明確に現れます。自宅の電力消費量や予算、設置スペースに応じて最適な蓄電池を選ぶことが重要です。
蓄電池10kWhの価格と4kWhとの違い
続いて、10kWhとの比較も行っていきましょう。
蓄電池10kWhの価格の内訳
蓄電池本体の価格は約150〜200万円(税抜、工事費込)が一般的です。メーカーやモデルによって、価格帯が異なります。高性能なモデルや大手メーカーの製品は、比較的高価になる傾向があります。
蓄電池10kWhの価格と4kWhとの違い
蓄電池10kWhと4kWhの価格および違いについて詳しく解説します。蓄電池の容量は、家庭の電力消費や利用目的に応じて選択することが重要です。ここでも6kWhと4kWhとの違いのように、10kWhと4kWhとの違いも確認していきましょう。
①価格と経済効果の違い
蓄電池10kWhが約150〜200万円、4kWhが約100〜130万円が一般的な相場なので、50〜70万円程度価格差があります。
一方で、経済効果としては、先程の計算方法ですと、蓄電池10kWhは年間約11.3万円節約することができます。4kWhが年間約4.5万円の節約効果なので、その差は年間約6.8万円となります。
また、蓄電池の寿命が20〜30年であることを考慮すると、経済効果として約136〜204万円の差が生じます。そのため、予算が取れれば10kWhの蓄電池を導入した方がコスパが良くなる可能性があります。
ただ、太陽光発電の容量が大きくないのに、蓄電池の容量を大きくしても、蓄電池にフル充電されないこともあり得ますので、しっかりとシミュレーションを行った上で、検討してみてください。
②使用時間
こちらも6kWhと4kWhの違いで確認した通り、1,325Whの電力で18時から使い始めてどれくらい持つのかを確認してみましょう。
10kWhの蓄電池:深夜3時30分ごろになくなる
4kWhの蓄電池:21時ごろになくなる
このように見ると10kWhの蓄電池だと、かなり電力を使っても深夜まで使えるということがわかります。とは言っても、そもそも日頃の電気使用量が少ないのであれば、容量の大きい蓄電池を導入する必要はありませんので、こちらのデータは参考程度にしてください。
③停電対策
10kWhの蓄電池であれば、太陽光発電の発電量によっては一時的に家電の使用を制限しなければいけなくなる可能性もありますが、これまで通りの生活ができるくらい電気を使用できる可能性があります。
一方、4kWhは先程もお伝えしましたが、必要最低限の電気しか使えなくなる可能性があります。
10kWhの蓄電池は、大容量であり多くの電力を長時間供給できるため、停電対策や電気代の削減に非常に有効です。一方、4kWhの蓄電池は初期費用が少なく導入しやすいですが、使用時間や経済効果は限定的です。そのため、家庭の電力消費量や予算、設置スペースに応じて最適な蓄電池を選ぶことが重要です。
蓄電池4kwの価格を賢く抑える方法と注意点
蓄電池4kWhの価格を賢く抑える方法と注意点について解説します。蓄電池の導入は初期費用が高額になることが多いため、価格を抑える工夫が必要です。以下の方法と注意点を参考に、コストを効果的に抑えましょう。
1. 補助金や助成金を活用する
蓄電池を導入する際には、国や自治体から提供される補助金や助成金を活用することで、初期費用を大幅に削減できます。補助金の申請には期限や条件があるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。自治体ごとに異なる制度があるため、住んでいる地域の情報を調べることが重要です。
もし、国や自治体の補助金について知りたい方は、こちらの記事も併せてお読みください。
→【最新】国の太陽光発電・蓄電池の補助金を徹底解説 | 今利用できる補助金とは?
2. 複数の業者から見積もりを取る
蓄電池の導入費用は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取り比較することが大切です。相見積もりを取ったからといって、販売業者が値下げしてくれるというわけではありませんが、見積もりを比較することで蓄電池の相場がわかります。また、見積もりを比較する際には、価格だけでなく、サービス内容や保証期間、アフターサポートも考慮しましょう。また、信頼できる業者を選ぶことも重要です。
3. セット購入でコストを抑える
もし、太陽光発電をお持ちでない場合は、太陽光発電システムと蓄電池をセットで購入することで、設置工事の費用を抑えることができるため、総合的なコスト削減につながります。
4. メンテナンス費用を確認する
蓄電池の導入後には定期的なメンテナンスが必要です。導入前にメンテナンス費用を確認し、長期的なコストを把握しておくことが重要です。メンテナンス契約が含まれているか、別途費用が発生するかを確認しておきましょう。販売業者によっては、メンテナンス費用についても有料のところや数回は無料で行ってくれるところもありますので、営業担当に確認するようにしてみてください。
蓄電池4kWhの価格を賢く抑えるためには、これらの方法と注意点を踏まえて検討することが重要です。初期費用だけでなく、長期的なコストパフォーマンスを考慮して、最適な蓄電池を選びましょう。
太陽光発電4kwと蓄電池の価格
太陽光発電システムと蓄電池の導入は、長期的な電気代の節約や環境保護の観点から多くの家庭で検討されています。特に、4kWの太陽光発電システムと蓄電池をセットで導入することで、エネルギーの自給自足を実現し、余剰電力を効率的に活用することが可能です。この記事では、太陽光発電4kWと蓄電池の価格について詳しく解説します。
太陽光発電4kWの価格
日本の一般的な住宅における太陽光発電システムの平均的な導入容量は約4kWです。4kWの太陽光発電システムの価格は、設置場所やメーカー、システムの種類によって異なりますが、経済産業省のデータによると、1kWあたりの導入費用は約28万円です。したがって、4kWのシステム全体の価格は以下のように計算されます。
4kW × 28万円 = 112万円
この価格には、太陽光パネル、パワーコンディショナー、設置工事費用が含まれます。ただし、設置条件やオプションによっては、追加費用が発生する場合があります。
蓄電池の価格
蓄電池の価格も容量によって異なります。一般的な家庭用蓄電池の容量は5〜10kWh程度です。経済産業省のデータによると、1kWhあたりの蓄電池の導入費用は約18.7万円です。例えば、5kWhの蓄電池の価格は以下のように計算されます。
5kWh × 18.7万円 = 93.5万円
一方、10kWhの蓄電池の場合は以下のようになります。
10kWh × 18.7万円 = 187万円
蓄電池の価格には、本体価格だけでなく、設置工事費用や関連機器の費用も含まれます。ですが、このデータはあくまで5〜15kWh程度の家庭に設置されることの多い蓄電池全体の相場データです。
実際には、4kWhのように容量の少ない蓄電池においては先程もお伝えした通り、100〜130万円程度が相場になりますので、経済産業省のデータよりも割高です。一方、10kWhの蓄電池の相場価格は150〜200万円程度なので、経済産業省のデータよりも安く導入できる可能性もあります。
セットでの導入価格
太陽光発電システムと蓄電池をセットで導入する場合、個別に導入するよりもコストが抑えられることが多いです。セット割引や工事費の節約が期待できるためです。一般的なセット価格の例を以下に示します。
太陽光発電4kW + 蓄電池5kWh:約220万円から250万円
太陽光発電4kW + 蓄電池10kWh:約250万円から330万円
これらの価格には、太陽光パネル、蓄電池、パワーコンディショナー、設置工事費用、関連機器の費用が含まれます。
太陽光発電4kWと蓄電池のセット導入は高額な費用がかかりますが、太陽光発電は自治体の補助金、蓄電池は国と自治体の補助金を受け取れる可能性がありますので、具体的な見積もりや導入プランと合わせて、弊社をはじめとした販売・施工業者に相談することをおすすめします。
ヤマダ電機の家庭用蓄電池の特徴と価格
ヤマダ電機は、家庭用蓄電池の販売においても幅広いラインナップを取り揃えており、顧客のニーズに応じた製品を提供しています。ヤマダ電機の蓄電池の特徴として、以下の点が挙げられます。
1.狭い通路にも設置しやすいコンパクトボディ
2.停電時でも家中の電気を賄える大容量・高出力設計
ヤマダ電機の扱っている蓄電池のサイズは、10kWhの蓄電池で横幅786mm×奥行526mm×高さ1060mmになっています。また、自立運転時の出力が「6,000W・200V対応」と非常に高出力なため、エアコンやエコキュート、IHクッキングヒーターなどの設備を同時に稼働させることができます。また、容量も10kWhと16kWhと大容量なのが特徴です。
以下に、ヤマダ電機の蓄電池のスペックをまとめました。
▼横にスライドできます▼
品番 | GTI-10 | GTI-16 |
容量 | 10.0kWh | 16.0kWh |
通常時出力 | 10,000W/200V対応 | 10,000W/200V対応 |
停電時出力 | 6,000W/200V対応 | 6,000W/200V対応 |
サイズ | 横幅:786mm 奥行:526mm 高さ;1,060mm |
横幅:786mm 奥行:526mm 高さ;1,444mm |
重量 | 160kg | 230kg |
動作温度 | -20〜50℃ | -20〜50℃ |
耐久性 | IP65 | IP65 |
設置場所 | 屋外 | 屋外 |
サイクル数 | 6,000サイクル | 6,000サイクル |
▲横にスライドできます▲
なお、価格相場としては、蓄電池の容量にもよりますが140〜300万円程度が目安になっております。また、保証としては、10年間の無料保証がついており、10年間なら何度でも本体やバッテリーの修理や部品交換などのサポートを受けることが可能になっています。
他社と比べると、保証が少し短く寿命が6,000サイクルと約17年となっているので、他社メーカーの価格にもよりますが、値段がそこまで変わらないのであれば、他社の蓄電池の方がラインナップも多く、保証や寿命も長い可能性があるのでいいかもしれません。ただ、初期費用を抑えられる可能性があるので、検討してみてもいいかと思います。
積水ハウスの蓄電池後付け価格は?
積水ハウスでの蓄電池の後付け価格について詳しく解説します。弊社が調べた限りですと、以下のメーカーの蓄電池が導入できるようです。
・パナソニック「創蓄電連携システムS+」 3.5/5.6/9.1/11.2kWh
・ニチコン「トライブリッド蓄電システムⅡ(T3)」4.9/7.4/9.9/14.9kWh
・シャープ「クラウド蓄電池システム」4.2/6.5/8.4/9.5/13.0kWh
それぞれのメーカーの蓄電池の特長と価格について簡単に解説いたします。
パナソニック「創蓄電連携システムS+」
引用元:Panasonic「太陽光発電・蓄電システム:[住宅用]創蓄連携システムS+」
<特徴>
・3.5、5.6、6.3kWhを2つまで組み合わせることが可能で、後からも追加可能
・5.6kWhまでは特定負荷型、100Vのみ
・ハイブリッドパワコン(太陽光発電+蓄電池)
・200V仕様の際は、自立出力4.0kVA
<価格>
蓄電システム価格の中には、トランスと電力切り替えユニット価格が含まれていないようで、200Vかつ全負荷型を実現するには、追加で、
・200Vトランスユニット:約63万円
・トランス用壁掛け架台:約14万円
・電力切替ユニット:約27万円(ただし30Aまで)
が必要になります。そのため、定価ベースではありますが、
・5.6kWh:約300万円
・7.0kWh:約475万円
・9.1kWh:約540万円
・11.2kWh:約600万円
となるようです。ただし、あくまで定価ベースの価格なので、実際には蓄電池の相場価格に近づくかと思われます。
ニチコン「トライブリッド蓄電システムⅡ(T3)」
引用元:ニチコン「製品一覧」
<特徴>
・容量は4.9、7.4kWhの2種類で同じものを2つまで接続できる
・太陽電池、蓄電池、EVの内蔵電池を統合制御可能
・太陽光パワコンは8.8kWhまでカバー
・全負荷型、200V対応
・本体とパワコン、200Vトランスの一体型
・自立出力、連携出力が4.0kWhまたは5.9kWh
・V2HスタンドとV2Hポッドを後からつけられる
<価格>
カタログによれば、
・トライブリッドパワコン:約120万円
・蓄電ユニット:約120万円(4.9kWh)、170万円(7.4kWh)
となります。そのため、仮に4.9kWhの蓄電池を導入する場合は約240万円、9.9kWh(4.9kWh×2)を導入する場合は約360万円になります。
ただし、こちらも定価ベースの価格なので、実際にはもう少し安い価格で導入が可能かと思われます。
シャープ「クラウド蓄電池システム」
<特徴>
・200V対応
・8.4kWh以上から全負荷型
・屋内屋外兼用蓄電ユニット
<価格>
こちらも定価ベースの価格になりますが、おおよその定価はこちらになります。
・9.5kWh:約450万円
・13kWh:約620万円
ただし、こちらも定価の価格ですので、実際にはもっと安く購入できる可能性があります。
なお、積水ハウスで太陽光発電を設置した方の場合は、卒FIT向けのプラン「積水ハウスオーナーでんき」がありました。現在は、積水ハウスのサイトにサーバー攻撃を受けて情報漏洩があったとのことで、「積水ハウス Net オーナーズクラブ」が停止しています。
そのため、買取価格などの情報は分かりませんが、積水ハウスの営業担当に確認してみてもいいかもしれません。
蓄電池20kWhの相場価格
蓄電池20kWhの価格詳細について説明します。20kWhの大容量蓄電池は、特に商業施設や工場などの産業用途での利用が一般的です。一般的には家庭用として使われる可能性は低いかと思いますが、自営業の方でご自宅とお仕事で合わせて使いたいという方には向いているかと思います。
蓄電池20kWhの価格は、蓄電池の種類やメーカー、設置条件によって異なりますが、定価価格が500〜800万円になるため、おおよそ300万円〜500万円が一般的な相場とされています。高性能なリチウムイオン電池を使用したものや、特定の機能を備えた製品はさらに高額になる場合もあります。
以上が蓄電池20kWhの相場価格の詳細です。蓄電池の導入を検討する際には、上記の情報を参考にして、自分の用途や予算に最適な蓄電池を選ぶことが重要です。
蓄電池100kWの相場価格
ご家庭用の蓄電池を探している方には、関係のないお話になるかもしれませんが、参考として蓄電池100kWの価格について解説します。大容量の蓄電池は、産業用として工場や商業施設、オフィスビルなどで広く利用されています。
100kWの蓄電池は、大容量であるために初期費用が高額になります。一般的な相場としては、おおよそ5,000万円程度です。この価格には、蓄電池本体の費用だけでなく、設置工事費用や関連機器の費用も含まれますが、仕様や追加オプションによってはさらに費用が高くなる可能性もあります。
【徹底解説】蓄電池4kWhの価格や導入に失敗しないためのポイントのまとめ
・蓄電池4kWhの価格は100〜130万円程度
・蓄電池4kWhを導入すると年間約4.5万円の節電効果が得られる可能性がある
・蓄電池のコストを抑えるには、相見積もりをとって相場を確認し、補助金を活用すること
・蓄電池4kWhは停電時に最低限の家電しか使えない可能性がある
・ネットなどで蓄電池はやめておいた方がいいという理由には初期費用の高さや蓄電容量が経年劣化して小さくなるなど、さまざまな理由がある
・6kWhの相場価格は約130〜160万円程度
・6kWhは4kWhよりも容量が大きいので節電効果も大きい上、電力を使い切るまでの時間も長い
・蓄電池の導入を失敗しないために、ご家庭の電気使用量を確認しておくことは重要
・海外製の蓄電池は一部補助金の対象外なものがあるので注意が必要
・10kWhの相場価格は約150〜200万円程度
・10kWhだと停電してもいつも通り電力を使っても問題ない可能性がある
・ヤマダ電機の蓄電池は、寿命と保証期間が他メーカーと比較して短い可能性がある
・積水ハウスの蓄電池は、国内大手メーカーの蓄電池を採用している可能性がある
・蓄電池20kWhの相場価格は約300〜500万円程度
・蓄電池100kWhの相場価格は約5,000万円程度
千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電、蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなど販売や工事を手掛けております。
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記事の監修者情報
太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。
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