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【徹底解説】エコジョーズはやめとけ?メリットとデメリットの全貌

query_builder 2024/03/26
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エコジョーズはやめとけって本当?

エコジョーズはやめとけって本当?

エコジョーズは、その高い省エネ性能で多くの家庭に選ばれていますが、「エコジョーズ やめとけ」との声も少なくありません。この記事では、エコジョーズに関するさまざまな側面を掘り下げていきます。具体的には、月々のガス代削減の実態、運転時の音がうるさいという問題、都市ガスを使用する際のデメリット、さらにはエコキュートとの比較、近所迷惑になる可能性、普通の給湯器との違いについても詳しく解説します。

 

加えて、後悔したというユーザーのブログや、マンションでの設置に関するポイント、そして長期間の使用に関する見解や苦情、メリットとデメリットをバランス良く紹介します。エコジョーズかエコキュートを選ぶかどうかを検討している方々に、役立つ情報を提供いたします。

 

この記事を読むと、

 

・エコジョーズのやめとけと言われる理由や後悔している方の理由

・エコジョーズのメリットとデメリット

・エコジョーズとエコキュートや給湯器とのコスト比較

・エコジョーズの月々のガス代に関する具体的な情報

・エコジョーズをマンションに設置する際の注意点とそのデメリット

 

などがわかります。

 

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エコジョーズはやめとけ?その理由とは?

「エコジョーズはやめとけ」と言われる理由をまとめると、以下の通りになります。

 

1:本体価格が高い

2:排水工事が必要

3:中脇の交換が必要なケースもある

4:異臭がする

5:思ったほどランニングコストが下がらない

 

これらが主にエコジョーズのデメリットになりますので、それぞれ詳しく解説していきたいと思います。

 

 

エコジョーズのデメリット

それでは、先程挙げた「エコジョーズはやめとけ」と言われる5つの理由について解説していきます。

 

【デメリット1 本体価格が高い】

 

エコジョーズの導入コストは比較的安いと言われていますが、従来のガス給湯器は10万円程度で導入できるものもあるので、ガス給湯器と比べると高額になっています。なお、本体価格の本体価格や設置工事費用の相場は以下の通りになります。

 

  対応人数 本体価格 工事費用 総額
16L(16号) 3〜4人 16万円〜 4万円〜 20万円〜
24L(24号) 4〜6人 20万円〜 4万円〜 24万円〜

 

【デメリット2 排水工事が必要】

 

エコジョーズは構造上、ドレン水と呼ばれる凝縮水が排出されます。ドレン水とは、エコジョーズの燃焼時に作られた窒素酸化物が溶け込んだ酸性の水です。エコジョーズ内の中和器を通ることで、人体に影響のない中世の水として排出することができます。

 

このドレン水を排水工事しないで垂れ流すのはNGです。というのも、カビやコケなどが発生し、ご近所トラブルになる可能性もあります。そのため、排水工事が必要になるのです。そのため、設置する前にしっかりとこの費用を予算に入れておかないと、知らずに損した気分になることでしょう。

 

 

【デメリット3 中和器の交換が必要なケースもある】

 

エコジョーズには、ドレン水を中和するために『中和器』がついています。この中和器の取り付けは必須なのですが、壊れやすく寿命は10年と言われています。そのため、10年以上使いたい場合は、交換が必要となり1〜4万円程度の費用が必要となります。


 

【デメリット4 異臭がする】

 

エコジョーズを長年使い続けていると、異臭が発生することがあります。その原因としては、

 

・中和器の寿命によりドレン水が酸化されずに排出されている

・汚水桝(ます)に汚れが溜まっている

 

ということが挙げられます。使用してから10年程度を迎えれば、中和器が寿命を迎えたり故障して、ドレン水がそのまま排出される可能性があります。このドレン水がそのまま排出されると、強烈な異臭とコンクリートの浸食につながります。また、汚水桝に汚れが溜まっていても異臭が発生します。

 

基本的に異臭が発生した場合は、専門業者による点検が必要になります。こういった面倒な点があることから、エコジョーズを後悔している方もいるようです。

 

【デメリット5 思ったほどランニングコストが下がらない】

 

エコジョーズは、ガス給湯器のガス代を節約できるのが売りになります、ですので、ガス給湯器から切り替えれば、ガス使用量を15%程度抑えることができます。ですが、ガスコンロなどで使用しているガスに関しては、エコジョーズの恩恵を受けることができません。そのため、エコジョーズの効果を実感するには、ある程度の湯量を使わないとできないことが多いです。

 

また、オール電化からガスに切り替えてエコジョーズを導入した場合、ランニングコストが跳ね上がる、あるいは光熱費削減の効果を実感しにくい、というケースがあります。

 

後ほど、エコジョーズと従来の給湯器やエコキュートとの比較も行って、導入コストやランニングコストなどを見ていきたいと思います。
 

エコジョーズのメリット

これまで、エコジョーズをやめておいたほうがいい理由とデメリットについて見てきましたが、メリットの方にも目を向けて見ましょう。

 

【メリット1 ランニングコストが安い】

 

エコジョーズは、従来捨てていた約200℃の排気ガス中の熱を再利用して給水を予熱するガス給湯器です。これにより、従来のガス給湯器で無駄になっていた約20%のガスのうち、約15%のガスを再利用することができるため、ランニングコストが改善されます。

 

【メリット2 導入コストが比較的安価】

 

エコジョーズは、従来の給湯器と比べると高額なのですが、他の給湯器と比較すると比較的安く導入することが可能です。

 

【メリット3 コンパクトで狭いところにも設置できる】

 

エコジョーズは、ガス給湯器と同様に形がコンパクトなので、マンションなどの狭いベランダでも比較的スムーズに設置することが可能です。

 

 

エコジョーズはうるさい?

エコジョーズの運転音に関しては、ユーザーからの声によると、一部のモデルでは運転時に比較的大きな音が発生することがあるようです。これは、エコジョーズが効率的にお湯を沸かすために高速でファンを回転させるために起こり得る現象です。

 

実際にどれくらいの大きさなのかというと、エコジョーズの前で約50db(デシベル)程度の音が鳴ります。これはエアコンの室外機(60〜70db)よりも少し小さい音になります。ですが、エコジョーズの音は低周波音になるため、不快感や圧迫感などの人への影響が出たり、窓や戸の揺れやガタ付きなどの建具などへ影響を及ぼす可能性があります。

 

なお、エコジョーズのユーザーの声も紹介しておきます。

 

 

 

エコジョーズを設置して後悔した方のブログなどでの反応

エコジョーズに関するユーザーのブログや口コミを見ると、最初に挙げた5つの後悔理由のいずれかに該当しています。その中でも、「10年で使い物にならなくなる」や「思ったほど安くならない」という意見が多いように見受けられました。

 

なお、X(旧Twitter)の投稿も併せてご紹介します。

 

 

 

 

エコジョーズの寿命は20年も持つ?

エコジョーズの寿命については、一般的には約10〜15年とされています。しかし、20年も持つという意見も一部では見られます。ですが、エコジョーズの中和器の交換の目安が10年となっていて、中和機を交換しても使い物にならなくなるケースが多い、という意見があります。なので、基本的にエコジョーズの寿命は10年程度と考えてもいいと思います。なお、エコジョーズを導入された方も大体10年をメドに別の給湯器に切り替えることが多いようです。

 

もし、エコジョーズを20年間使えるようにしたい場合は、定期的にメンテナンスをすることに加えて、以下の使用環境にならないように注意する必要があると思われます。

 

・風にさらされている

・入浴剤を毎日使う

・1日に何度も給湯する

 

これらの使用環境にならないようにすれば、エコジョーズを20年に伸ばせると約束できるわけではありませんが、より長く使えるようになる可能性があると思います。

エコジョーズはマンションに設置できる?

サイズ的にエコジョーズをマンションに設置することは、一般的に問題ありません。ただし、マンションの給湯器をエコジョーズに交換できないケースとしては、以下の場合が考えられます。

 

①パイプスペースに給湯器が設置されている

②マンションで使用できる給湯器が決まっている

③オーナーや管理者から工事許可が降りない

④構造上マンション用のエコジョーズでも設置できない

 

上記の場合、なぜエコジョーズを設置できないかを簡単に解説すると、

 

①ドレン水の排水経路を確保できない

②契約によって設置できる給湯器が決まっている

③修繕や工事が必要なりトラブルになる可能性もある

④エコジョーズ本体が設置できない、もしくはドレン水の排水経路が確保できない

 

という理由になります。そのため、もしマンションにお住まいでエコジョーズに切り替えたいという場合は、まずは管理人や管理会社に相談することから始めるといいかもしれません。

 

 

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エコジョーズはやめとけ?エコジョーズの光熱費や他の給湯器との比較

ここまで、「エコジョーズはやめとけ」と言われる理由やエコジョーズのメリット・デメリットなどについて、解説してきました。ですが、「エコジョーズはやめとけ」と言う方は、エコジョーズを使わずに、従来の給湯器やエコキュートなどを使っていることだと思います。

 

そこで、ここからはエコジョーズの月々のガス代や都市ガスで使用する際のデメリットなどを確認しつつ、エコジョーズと従来の給湯器、エコジョーズとエコキュートの導入コストやランニングコストなどについて、徹底的に比較していきたいと思います。

 

 

エコジョーズの月々のガス代はいくら?

エコジョーズの月々のガス代は、家庭構成やお住まいの環境などのご家庭の使用状況によって大きく異なります。そのため、ここでは4人家族の場合で確認していきたいと思います。

 

4人暮らしでのガス代

引用元:ノーリツ「ガス給湯機器エコジョーズについて」

 

ガス給湯器メーカーのノーリツの試算によりますと、4人家族でエコジョーズを使う場合、年間のガス代の目安は約126,100円となるようで、月々に換算すると、月々10,508円かかるという計算になります。また、従来のガス給湯器でのガス代は年間で約152,000円かかるという計算なので、月々12,667円となります。そのため、エコジョーズを導入することで、月々約2,159円、年間で約25,900円の節約につながります。


なお、これらの数値はあくまで参考値ですので、お住まいが寒冷地であったり、積雪地域だったりすると、ガスの使用量も増えます。ガス使用量が増えれば、削減できる金額も変化しますし、ノーリツでの試算では17%のガス代を節約できていますが、実際には12%程度に収まる可能性もありますのでご注意ください。

 

都市ガスでエコジョーズを使うデメリットは?

都市ガスでエコジョーズを使用する場合において、エコジョーズのデメリットはこれまでお伝えしてきた「エコジョーズやめとけ」と言われる5つの理由と同じです。ですが、顕著になるのが「思ったほどランニングコストが下がらない」というところかと思います。

 

その理由としては、都市ガスがLPガスに比べてガス料金が安いためです。従来の給湯器のガス料金については、この後解説していきますので、月々どれくらいしか変わらないのか確認していきましょう。

エコジョーズと従来の給湯器の違い

それでは、エコジョーズと従来の給湯器との違いについて比較して確認していきましょう。

 

  従来の給湯器 エコジョーズ
相場価格 〜15万円 20万円〜
月々のガス代 約12,667円 約10,508円

 

上の表は、従来の給湯器とエコジョーズの相場価格と月々のガス代をまとめたものです。上の表を見てもらうと、都市ガスの場合にエコジョーズを導入して見込める光熱費の削減は、月々約2,159円、年間で約25,900円になります。そのため、エコジョーズを10年使うと約26万円程度の節約が可能になります。

 

なお、従来の給湯器とエコジョーズを販売している業者で、それぞれの価格を見たときに価格が8〜9万円程度の差があるところもありました。加えて、エコジョーズの場合は10年に1度、中和器の交換費用が1〜4万円程度かかってきてしまいます。そのため、10年間または中和器の交換まで使う場合は、トータルで15万円程度お得になります。ですが、10年以上使おうとする場合は、中和器に加えて他の部品も交換が増えたり、エコジョーズを買い替える可能性が出てきます。

 

もし、ガスの使用量が一般的なご家庭よりも少ないと、ガス代が思ったほど安くならないという可能性もありますので、エコジョーズにせず従来の給湯器を選んだほうがトータルコストが安く済む可能性があります。一方で、寒冷地や積雪地域にお住まいの方や一般のご家庭よりもガスの使用量が多いご家庭の場合は、エコジョーズを導入することでかなりの光熱費を節約することが可能になります。

 

エコジョーズ VS エコキュート徹底比較

続いて、エコジョーズとエコキュートを比較していきましょう。せっかくなので、先ほど紹介した従来の給湯器とも比較していきたいと思います。

 

  従来の給湯器 エコジョーズ エコキュート

導入コスト
(相場、工事費込)

10〜20万円 25〜40万円 50〜70万円
光熱費
(月平均)
約12,667円 約10,508円 約2,000円
メリット 導入コストが安い
狭い所にも設置できる
光熱費が比較的安い
狭い所にも設置できる
光熱費が安い
緊急時にもお湯が使える
デメリット ランニングコストが高い 導入コストが比較的高い
異臭がする場合がある
配管工事が必要
中和器の交換が必要
光熱費がそこまで安くならない
導入コストが高い
設置スペースが必要
水圧が弱い可能性
お湯きれの心配
飲用できない

 

上の表が、従来の給湯器、エコジョーズ、エコキュートの導入コスト、光熱費、メリットとデメリットをまとめたものになります。

 

10年間使用した際のトータルコストを考えると、

 

ガス給湯器:約162〜172万円

エコジョーズ:約151〜166万円

エコキュート:約75〜95万円

 

ということになります。

 

そのため、トータルコストという観点で考えると、エコジョーズよりもエコキュートのほうがお得になります。

 

ですが、エコキュートの場合は、ガス給湯器やエコジョーズと仕組みが異なり、貯水タンクが必要となるため、広い設置スペースが必要となります。そのため、一戸建てで貯水タンクを置くスペースがあるご家庭では、エコキュート、マンションなどスペースの狭いご家庭ではエコジョーズにすると、光熱費を抑えることができるようになると思います。

【徹底解説】エコジョーズはやめとけ?メリットとデメリットの全貌のまとめ(1分で読みたい方はこちらから)

・「エコジョーズはやめとけ」と言われている理由は、初期費用が高い、排水工事が必要、中脇の交換が必要なケースもある、異臭がする、思ったほどランニングコストが下がらない、の5つ

 

・エコジョーズの寿命は10〜15年で、10年で中和器の交換が必要になる

 

・エコジョーズの寿命や中和器の交換が10年程度になるので、それを機に新調したり、エコキュートや従来のガス給湯器に買い替える方が多い

 

・エコジョーズのメリットは、ランニングコストが安くなる、導入コストが比較的安い、設置スペースが狭くても置ける、の3つがある

 

・エコジョーズはマンションにも設置できる可能性もあるが、まずは管理人や管理会社に確認を取ること

 

・ガス給湯器からエコジョーズにすると、年間で25,900円の節約につながり、10年間で見てもトータルでも15万円程度節約することができる

 

・エコジョーズとエコキュートのランニングコストは、圧倒的にエコキュートのほうが安い

 

・エコジョーズとエコキュートのトータルコストも、エコキュートのほうが安くなる可能性が高い

 

・エコジョーズはマンションや一戸建てでも設置スペースが狭いご家庭向き

 

・一戸建てで設置スペースが取れる場合は、エコジョーズよりもエコキュートを導入したほうがコストを抑えられる可能性が高い

 

・エコジョーズは、エアコンの室外機程度の運転音があるが、低周波音なので寝室に近かったり、お隣と近いところに設置すると、音が気になったり近隣トラブルになる可能性もある

 

 

千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電、蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなど販売や工事を手掛けております。

 

各種お見積もりも無料で承りますし、住宅の設備機器設置も承りますので、お気軽にご相談ください。

 

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記事の監修者情報

記事の監修者情報:株式会社iR 代表取締役 桂田弘幸

太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。


 

 

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