備えあれば憂いなし!オール電化住宅の停電対策とは?
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オール電化って停電したらどうしたらいいの?
「オール電化って停電時どうするの?」
オール電化住宅にするにあたって、気になるのが停電ではないでしょうか。電力のすべてを電気に頼るオール電化住宅には、停電への対策が不可欠です。
そこで今回は、オール電化住宅の停電対策について解説いたします。停電時の対応やオール電化で導入されるエコキュートなどの活用方法などについてもお伝えしていきます。
●ご注意
その前に1点だけ注意して欲しいことがあります。それは、「オール電化は停電に弱い!」は間違っているということです。
このような記事があると、中には「オール電化は停電に弱い!」と思う方もいるかと思います。実際に停電にあうと、家庭の電化製品が全て使えなくなるのは事実です。
ですが、ガスを使っている家庭でも実は同じです。例えば、ガス給湯器を使おうと思っても、給湯器の着火には電気を使用します。ガスファンヒーターや灯油ファンヒーターも同じく電気を使います。そのため、停電や災害対策はオール電化住宅だけでなく、全ての家庭で考える必要があるのです。
ちなみに、電気・ガス・水道のライフラインのうち、復旧が早いのは電気です。また、太陽光発電や蓄電池、エコキュートなどの設備を導入することができれば、水道が使えないことを除いて、ある程度の停電対策できるでしょう。そのため、オール電化は停電に弱いどころか、現時点で一番停電や災害に強い可能性すらあります。
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オール電化の停電対策6選
オール電化の停電対策は、一般の家庭でも使える対策もありますので、参考にしてみてください。
(1)ソーラーパネルや乾電池で稼働するアイテムをそろえる
昨今、ソーラーパネルを搭載したランタンや、ラジオなどが登場しています。また、スマートフォンの充電に欠かせないモバイルバッテリーも、太陽光による充電可能なものが少なくありません。このようなアイテムをそろえておくと、停電した時に役に立ちます。
また、ソーラーパネルのあるアイテムがない場合は、乾電池で動くアイテムでも代用できます。乾電池の場合は、電池の消耗で使えなくなるケースもあるので、ソーラーパネルのものよりは使い勝手が悪いかもしれません。ですが、災害で数週間〜数ヶ月も電気が使えなくなるというケースは稀ですので、予備として準備しておくのは悪くはありません。スマホの充電をしっかり保持することができれば、ライトで明かりをともし、ラジオやSNSなども確認できますし、停電しても安心できるのではないでしょうか。
(2)カセットコンロを用意しておく
オール電化住宅のキッチンでは、電気を使用するIHクッキングヒーターが採用されています。停電するとIHクッキングヒーターが使えず、お湯を沸かすこともできません。このような場合のために、カセットコンロを用意しておくのがおすすめです。お湯を作り出せれば、カップ麺を作ったりレトルト食品を温めたりできます。
(3)懐中電灯を常備しておく
(1)でもスマホで灯りを照らせるということに触れましたが、実はスマホで灯りを照らすのはあまりオススメできません。というのも、スマホでは電話で外部と連絡を取ることができますし、SNSやラジオ、インターネットを使うことで、さまざまな情報を収集することもできます。
そのため、スマホのライトで明るくして電池を消費するのは、外部と連絡したり、情報収集することと比べると有能な使い方とは言えません。ですので、灯りを照らすためだけなら懐中電灯を用意することをオススメします。
(4)ガスストーブや石油ストーブを用意しておく
使えないご家庭もあるかもしれませんが、暖をとるのにガスストーブや石油ストーブを用意しておくのもオススメです。冬場など寒い時期に暖を取れないのは致命的です。停電時でも使えるガスストーブや石油ストーブがあれば、寒い時期の災害でもしっかりと暖をとって乗り切ることができるでしょう。
また、エコキュートがあると、エコキュートに貯められているお湯を使って湯たんぽを作ることもできます。こちらについては後述します。
(5)クーラーボックスを用意しておく
停電すると、冷蔵庫も使うことができません。そのため、停電時に食材や飲料水を冷やせるクーラーボックスがあると便利です。食材が痛むのを防ぐことができますし、飲料水も冷たく飲むことができるようになります。特に、普段から冷蔵庫に食材をストックしている家庭では、クーラーボックスを準備しておくことをオススメします。
(6)太陽光発電・蓄電池・V2Hを導入する
太陽光発電や蓄電池を導入しておけば、停電時にも電気が使えるようになります。太陽光発電で自家発電ができれば、電力会社の復旧がまだでも、今まで通りに電気が使えます。また、蓄電池だけでも数日間ならいつも通りの電気を使った生活も可能です。蓄電池に関しては、オール電化でなくても使えますし、節電や電気代削減にも役立ちますので、オススメです。
V2Hの場合でも車に貯めてある電気を家で使うことができるので、蓄電池と同様に数日間の停電にも耐えられます。ただし、V2Hの方が蓄電池よりも一般的に電気容量が大きいので、充電が最大限までできている状態なら蓄電池よりも長持ちです。
エコキュートの停電時の使い方
これまでお伝えした内容は、停電時に電気を使ってできたことを緊急時にどうやって対応していくか、についてになります。ですが、停電災害時に一番困るのは、「水」になります。水道が止まると、トイレも流せなければ、シャワーやお風呂にも入ることができません。そのため、災害時は「水」をどのように確保するかが非常に重要になります。
オール電化住宅の場合、エコキュートを導入しているかと思います。エコキュートには貯水タンクがあり、夜間に電気を使って熱をとり、お湯が造られています。そのため、このエコキュートの貯水タンクにあるお湯を活用することができます。
上記の動画は三菱のエコキュートの動画になりますが、メーカーや機種によって水の取り出し方が異なる可能性がありますので、注意してください。
このようにエコキュートに貯められたお湯を活用することで、
・トイレでの排水
・暖を取るための湯たんぽの代用
・シャワーやお風呂
・緊急非常用の飲水*
として利用することができます。
* エコキュートの貯水タンクにある水は飲料水には向いていません。
ですが、煮沸消毒をすることで、緊急時に飲水として使用できる機種もあります。
備えあれば憂いなし!オール電化住宅の停電対策とは?のまとめ(1分で記事を読みたい方はこちら)
停電時にすべてのものが使えなくなってしまうオール電化ですが、それはガスを使っている家庭でも同じです。そのため、「オール電化住宅は停電に弱い!」は間違っています。むしろ、太陽光発電や蓄電池、V2Hなどで停電時に電気を使えるようにできるオール電化は停電に一番強いと言えるかもしれません。
また、停電時に準備しておきたい物としては、
・ソーラーパネルのついたアイテムや乾電池で稼働するアイテム
・カセットコンロ
・ガスストーブや石油ストーブ
・懐中電灯
・クーラーボックス
になります。
また、エコキュートがあると、非常時にもお湯が使えるので、
・トイレでの排水
・暖を取るための湯たんぽの代用
・シャワーやお風呂
・緊急非常用の飲水*
としても使うことができます。
* ただし、煮沸消毒で非常用飲用水として使用できる機種の導入が必要
千葉を拠点とする『株式会社iR』では、太陽光発電、蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなど販売や工事を手掛けております。
各種お見積もりも無料で承りますし、住宅の設備機器設置も承りますので、お気軽にご相談ください。
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記事の監修者情報
太陽光発電、オール電化販売会社に営業として7年間勤務。
会社員時代に支店長を務め全支店TOPの売り上げを達成。
2016年からは独立し株式会社iRを設立。
設立後には船井総研の講師や外部企業のコンサルティングにも携わる。
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